2019年4月12日金曜日

金冠山

金冠山816mは静岡県沼津市の山です。このエリアを代表する山は達磨山981.8mですが、なかなか捨てがたい魅力のある金冠山です。内浦木負(うちうらきしょう)から見た金冠山。あまりになだらかでどこなんじゃ!って感じではありますが。


地形図だけ見て取り付いた尾根は、沼津市民の森というキャンプ場から、だいぶ前に整備された登山道がありました。ステップはボロボロだったけど道ははっきりしています。


はっきりした登山道には道標がしっかりしています。


稜線に出て、期待していたむせ返るようなアセビの花は全く不発・・・


マメザクラはまだ早く・・・ほんの数日~10日くらいの違いなんでしょうが、山の花は難しいです。去年はこの時期物凄いアセビとマメザクラを見ていたわけでした。


沼津市民の森の登山道から主稜線に上がるといっきに景色が広がります。


スズタケの登山道を進んでふり返った景色。


金冠山山頂。


戸田の港を見下ろします。特徴的な砂嘴(さし)、堤防状の砂の堆積の岬です。深海を抱えた駿河湾の潮流が作り出した自然の造形です。


やっぱり見事な富士山。


南アルプスの北岳から光岳まで見えた素晴らしい天気の日。甲斐駒も見えました!


戸田峠手前からの金冠山。やっぱマメザクラ早かったみたいです。


達磨山にまで足を延ばしました。


達磨山山頂の一等三角点。


山頂の碑は伊豆半島を代表するものなのですが、読解がなかなか難しいので記します。

達磨山碑文

達磨山(982メートル)は戸田 修善寺 土肥にまたがり北側の小達磨 金冠山などを含む群山中の最高峰である。天城連山の万二郎 万三郎岳に対し長男天狗の棲家であったという伝説から万太郎(番太郎岳)の名もある。達磨山の名は東西いずれから眺めてもその姿は座禅した達磨大師に似ていることに由来している。また西中腹の寺尾平にあった西輝山車光寺(宝泉寺の前身)の本尊が達磨大師であることも何かの因縁があろう。一等三角点から見下ろす戸田港は太古の爆裂火口と言われ白砂青松の砂嘴をはるかに水平線が太平洋に落ちこんでいく。箱根十国峠に比し快晴の日には房 武 相 甲 信 豆 駿 遠 三 尾 濃 勢 賀州が見えるところから十三国峠とも呼ばれている。ここでの圧巻は何と言っても富士の眺望である。眼下に展開される雄大かつ繊細なパノラマはまさに絶景といえよう。


遠く万三郎岳、万二郎岳。いわゆる天城山です。


それでも戸田峠の隣の尾根の斜面のマメザクラはきれいに咲いていました。


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