2020年6月23日火曜日

軽量化

ファストパッキングFast Packingという言葉や、ウルトラライトという言葉があります。それらをまとめて、荷物を少なくしてスピーディーに行動するということでしょうか。軽量化です。必要のないものを背負って歩くなんて馬鹿々々しいし、目的の山でその季節にあった装備を的確に準備して、快適な山行を楽しみたいものです。


タープを購入しようかどうしようかと考えていたら、こいつがあることを思い出しました。モンベルのマルチチューブシェルターです。タープは六角形、長方形、正方形とありますが、登山で使うなら正方形の3m×3mが一般的のようです。


専用ポールを使えばかまぼこ型のテントみたいになるし、ツエルトとしてもタープとしても使えるマルチな性能という謳い文句でしたが、シンプルに使いたいときは余分なパーツがとても気になって(気に入らなくて)ほとんど使うことはありませんでした。装備って、あんなことやこんなことにも使えるってのはやっぱダメですね。マルチチューブシェルターは廃番で今は製造されていないわけです。


かまぼこ型の写真はネットで拾いました。だいたい専用ポールを購入しなかったのでこんな使い方は出来なかったんですけどね。


四角のナイロン生地に様々なパーツをつけていろんな使い方(テントより軽いし)、という狙いだったのでしょうが、再利用してパーツを外すとどのくらい軽くなるかやってみました。軽量化です。下の写真はモンベルの取扱説明書です。


スティッチリッパ―を裁縫箱から借りて、縫い糸ひとつひとつにリッパ―を入れて、根元の刃で切っていく根気。こんなこと初めてやってみたわけです。


ミシン目は仕方ないかな。生地を切らないように注意しましたが、パーツは端にあるのでダメージは少なかったかな。


使わないテープも切るのですが、折り返しの中のものは切れないので仕方ないです。


そして結果・・・もともとの本体は470gということだったので、これで410gになったということでした。この瞬間に期待マックスだったわけで、しかたない数字は正直です。もっと減ってると思ったのに・・・なんだかダイエットしてるみたいですが、同じでしょう。


ナイロン生地自体が30デニールなので、軽量化はここまででしょう。こんな検証が何かのお役に立てればと思ってます。もちろん山登りのです。


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