2020年6月1日月曜日

吹切尾根

コロナ禍の中、日々状況が変化してもはや緊急事態宣言というのも過去の言葉になった感じです。とは言っても感染リスクに対する対策は常に必要だし、コロナ前に戻るということは出来ないわけです。日常でも山でもです。ガイド山行が出来る様になった時の準備をいろいろやっています。それは装備面だけでなく、僕自身が登れないってのは笑い話になっちゃうんでちょこちょこ山に一人で行ってます。登山道自体も自粛が無くなってはいないんですが、地形図読みながら自分で考えてって山行を昨日しました。やぶ山三ちゃん的な山行は参加なさる方の登山スキルが上がります。そんな昨日を書いてみます。


ざっくり下にルートを。赤い線を反時計回りに登って下りました。湯の沢の登山口から雁ヶ腹摺山に登るのに普通なら林道を歩いて大峠に行ってとなるのでしょうか?林道歩きが1時間半、でも林道歩きなんて嫌なんで地形図を見てオリジナルな山行を考えました。登りはじめて700mくらい登って雁ヶ腹摺山、300m下って大峠、400m登って黒岳、800m下って湯の沢登山口でおしまい。それで周回ルートになるので行ってきました。


で、湯の沢登山口から林道を東に、支線の奈良子線を30分ほど進んで取付いた尾根の名前が吹切尾根というらしい。名前の由来等は調べていません、すみません。通いなれたエリアではないし地形図を見て選んだルート。林道からひと登りでの稜線上は、植林もほとんどなく元々の自然林が残された感じの美しい森でした。まだ新緑の時期が残っていてさらに美しかったです。


まだはるか先の黒岳が見えました。大菩薩連峰の主役の一つのピークです。


ブナ、ミズナラ、カエデのうっとりするような新緑の美しい森が続きました。尾根を進み地形図の読み通り登山道に合流しました。


古い500円札(コインの500円が登場する前の500円札に印刷された富士山の絵柄はここのピークからのもの)で有名な雁ヶ腹摺山からの主役の富士山は登場せず。


大峠前の水場の水は柔らかかったです。


県外車も含め5~6台の車が停まっていた大峠。


登山道整備はされてはいます。でもこの光景、凄まじい倒木は去年なのか一昨年なのか?それがわからなくなるくらい自然災害が多い昨今です。


黒岳山頂の一等三角点。


黒岳から南下して開ける展望。正面が滝子山、曇っていなければその奥にドッカーンと見えるはずの富士山です。樹林帯から解放されるこんな空間はワッオオー!ってなります。


湯の沢峠の駐車場とトイレ。自家用車でここまで入れるようです。


周回ルートというはじめの計画、下山最後の湯の沢沿いの登山道は地形図だけ見たら全く期待できないと勝手に思い込んでいました。昨今の台風被害で荒れた沢沿いの道と思い込んでいたのですが、全く反対で地形が安定しているのか美しい沢沿いの道でした。


伐採地を通ったりしますがお勧めの美しい登山道です。どの季節もきれいだと思います。


真木の集落と大峠までの林道の途中の湯の沢登山口。地形図だけではわからない現場を感覚できた、ニヤッとするような山行でした。


こんなこともしてました。コシアブラの新芽です。これでシーズンも終わりです。



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