2020年6月8日月曜日

黒戸尾根屏風岩

希少野生動植物調査ということで、黒戸尾根五合目の屏風岩のクモイコザクラを確認に行ってきました。緊急事態宣言解除後、登山道が解放されたとはいえ、早朝の尾白川渓谷駐車場は一台の車もありませんでした。


季節がどんどん進んで、もうコアジサイが咲きはじめ。


こんな天気に山に行かないなんてもったいない!そんな日でした。


刃渡りにはまだミツバツツジが盛んに咲いていました。


大岩山と日向八丁尾根、奥に鋸の第一高点。


意外に少なかったバイカオウレン。刀利天狗を過ぎれば登場すると思っていたらのバイカオウレンでしたが、僕は例年この時期は南アルプスの南部に入ることが多いのですが、その南部とは違い、北部の黒戸尾根には少ししか咲いていませんでした。


五合目台地にたくさん咲いていたミヤマハタザオ


屏風岩を見上げます。普通屏風と言えば大岩壁が横に広がるというイメージですが、ここはそのイメージとは違い、五合目のコルから七丈小屋まで梯子や鎖が連続する難所の始まりです。ちなみに刀利天狗手前の難所は前屏風と呼ばれたりします。


クモイコザクラ(雲居小桜)サクラソウ科 サクラソウ属


クモイコザクラやユキワリソウは希少種として、山梨県の「高山植物の保護に関する条例」により他の20種とともに採取などが規制されています。


「希少野生動植物種のうち、知事が特に保護を図る必要があると認めて、生きた個体の捕獲、採取、殺傷又は損傷を禁止する種を「指定希少野生動植物種」としています。(卵及び種子を含む)
また、指定希少野生動植物種のうち、その譲渡し及び譲受けを監視する必要があるものを「特定希少野生動植物種」としています。
平成20年に以下の22種を指定希少野生動植物種に指定し、そのうち18種を特定希少野生動植物種に指定しました。」 山梨県の条例です。


盗掘が心配されるわけで、無許可で採取した場合、最高で1年以下の懲役または50万円以下の罰金になる場合があるとなっています。


ほとんど気が付かないコヨウラクツツジのアップ。


七丈小屋


七丈小屋は6月19日(金)オープンに向けて準備しているようです。誰もいませんでした。50人の定員をコロナ対応で8人・・・定員8人ってすごいことになりそうです。テントは20張りがマックス。6月8日(月)にスタッフが入ったそうで、水の引き込みは6月10日(水)とHPにありました。やっぱ応援したい小屋です。


帰りに五合目の水場だった沢に行ってみたら枯れてました。五合目台地からすぐにはロープが張られていました。


マイズルソウの写真きれいに撮れました。


吊り橋を渡れば竹宇駒ケ岳神社です。


0 件のコメント:

コメントを投稿