「日本平・観音巡り古道を歩く」
というツアーのお手伝いに行ってきました。静岡市の日本平です。草薙運動公園の駅を降りるとなんと桜が咲いていました。河津桜ではないそうです。
さすが静岡!
日本平という地名自体‘日本武尊(ヤマトタケルノミコト)’の東征の故事が由来のようなので、よくあるパターンといえばそうなのですが、メインテーマはそこではなくて、照葉樹林と観音巡り。
草薙運動公園を抜けて、住宅街の中に残された、観音古道巡りの道標なんかを確認して浅間神社。
歴史も植物も、実は苦手なおいらに、巨木のパワーが・・・
庭木としても使われることがあるそうな「クロガネモチ」の大木、せいぜい10mの樹高が教科書的らしい。
浅間神社の鎮守の森のはずれとお茶畑と新興住宅街
お茶畑の中を歩く。
途中の農家の無人販売の野菜やミカン。暖かいところなので畑も緑にあふれていました。
平沢寺
観音古道めぐりの道標
途中はこんな感じの堀切があったりします。深くえぐれた道です。尾根上を歩けばいいのに何でこんな道を掘ったのか?信心の証とした行為なのか、謎ですが、まるで坑道の様な道でした。
道標がまたありました。
ふたつの尾根を越えて、東海自然歩道に合流して、日本平のてっぺんに到着
山梨から100km南下しただけで全く違う植生です。
山梨で広葉樹といえば、冬葉っぱを落として冬越しする木々です。新緑もきれいだし紅葉も素晴らしいということなんですが、静岡まで下ると、冬でも葉っぱを落とさない森が広がっています。というか残ってるという感じかな?畑や住宅の間にその照葉樹林がある感じ。
照葉樹林の木々は、温暖な地にあるので、冬でも葉っぱを落としません。それでも寒さに備えて葉っぱが厚かったり、つるつるしていたりします。一年中葉っぱを落とさない広葉樹ということのようです。人々の営みの中で照葉樹林文化という考え方があって、ヒマラヤから5000km、独特の文化があるという学問もあるようです。
こいつが一番気になりました。「アリドオシ」 千両、万両、アリドオシ(お金が千年も万年もず~とあるよ!)という縁起物の木!
竹林は荒れ気味
草薙神社の御神木
ここは神話に戻って日本武尊の世界
ひょうたん塚古墳のある公園で解散
途中、やぶきた茶のおおもとの木を見たりして。
あっちもこっちもいろいろ盛りだくさんで、こういうガイドもあるんだな~の一日でした。
結局人々の営みと、自然との調和の解説という宿題が残ったという感想です。自分の課題としてです。
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