2014年7月22日火曜日

焼岳

焼岳 北アルプス南端の日本百名山
活火山なので、登る前に火山のことを予習することをお勧めします。「焼岳登山の注意点」というサイトがおすすめです。山頂付近は噴気孔のすぐ横を通りますが、ルートの外に出ないで素早く通過することが大切です。

道路脇の駐車スペース

出だしは樹林帯の中です。部分的に急なところや段差の大きなところもありますが、標高1900mあたりからはなだらかになります。でも岩に泥がついていて、雨後などは歩きにくいです。笹も刈られているし、水たまりには丸太が木道の代わりに置かれていて整備された道です。


標高1700mあたり

平坦な登山道は「下堀沢出合」で終わり、古い登山道であったろうと思われるところはまるで流水講の様に深くえぐれて岩だらけです。古い傾いた梯子なんかの横の笹との境界がよく踏まれています。 


登山禁止の南峰と登山が許可されている北峰のコルを目指して登る登山道。傾斜は大したことはありませんが、岩の間を縫うように登るのであまり明瞭ではありません。白いペンキのマーキングが頼りとなります。


シラタマノキがたくさんありました。


北峰の溶岩ドームです。硫黄臭のする噴気孔があります。成分は水蒸気のようですが、どこにどんな風に火山性ガスが漂っているかもわからないので、このような場所は長居は無用です。


南方と北峰のコル。きれいな火山湖がよく見えました。右側の岩の下は噴火口のようです。火山湖まで降りてみようなんて思いましたが、こんな窪んだところこそガスがやばそうです。


まじかに見る噴気孔。シューシュー音を立てています。同じ穴でも音の強弱があったので噴出量は一定ではないようです。白いペンキの矢印が見えるように、登山道のすぐ横なんです。


よく晴れた午後です。北峰の山頂は素晴らしい景色が広がっていました。 穂高の岳沢がはっきり見えます。左奥は槍ヶ岳です。西穂山荘の赤い屋根もはっきり見えました。


こちらは霞沢岳。あんまり気持ちがよかったので一時間も山頂で寝てしまいました!


こちらは笠ヶ岳。穴毛谷もばっちりです。


南峰と北峰のコル

活火山ゆえか山頂の周りに大きな木はありません。岩と土が露出しているのが登山道。 


樹林帯に入る直前で、ガスの中から前穂明神があいさつしてくれたように夕日に輝きました。


山梨からだったら十分日帰り可能な焼岳でした。


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