二泊三日での一合目からの富士山です。少々長くなりますがお付き合いください。
御殿場口五合目からの富士山
宝永山の真ん中に入った筋は大砂走りです。
富士宮口水ヶ塚駐車場からの富士山
大砂走りは右のスカイラインの向こうにあるので見えません。
今回は須山口登山道の一合目と言われる水ヶ塚駐車場からの富士山です。
人で混まない、自然あふれる富士山を登りたいというリクエスト。須山口登山道は以前書きました。
須山御胎内から幕岩分岐を目指します。
三辻を過ぎて小天狗塚
御殿庭上を目指します。あざやかな樹林帯
御殿庭上の左下が宝永第三火口。御殿庭の範囲が僕にはわかりませんが、火山礫と岩とオンタデなどの草、そして樹林帯のきわは必ずカラマツ。富士山の厳しい風雪に耐えて頑張っているカラマツです。枝が伸びないのはここいらだと決まって西側。年がら年中風にさらされているのでしょう。
宝永山
ふり返った宝永第二火口の縁
富士宮口六合目のトラバース道への分岐を目指して登ります。苦しいところです。
翌朝の影富士。ここだから見ることのできる宝永山付きの影です。
朝食は小屋でしっかり取ってから出発!と言っても、弁当が多い富士山の山小屋ではあります。
ごろごろした登山道
ペース配分を考えながら無理をせずゆっくりゆっくり・・・
元祖七合目と八合目の間が岩の多いジグザグ道です。
ロープは登山道を示す誘導線だと思った方がいいです。
八合目の鳥居と雲海
山頂までの最後の小屋‘胸突山荘’は九合五勺
富士宮口山頂の鳥居
お鉢めぐりをする前に今回のリクエストの一つ、山頂郵便局に寄りました。
以前ツアーで山頂を訪れた際は、ガイドに断られたそうです。つまり時間がないと・・・プライベートガイドのいい所でもあります。今回は時間がたっぷりある!
ぐる~っとまわって剣ヶ峰到着。途中で吉田口の山頂小屋のラーメンが今日の昼飯。
雲に向かって下って行きます。
夕日の影富士と宝永山
日の出前の30分が勝負!?、日の出の瞬間もいいのですが直前の方がきれいなんです。
下りやすい下山道
宝永山にも寄ってみました。
液晶画面を見ていたらまるで小さな富士山に登るようでした。実際は少し下りです。
宝永山山頂と富士山
いよいよ山行最後のハイライト「大砂走り」です。
まるで童心に帰った方もいて笑いながらの大砂走り。苦も無くどんどん下れるので笑っちゃうくらいなんだと思います。ほんっと楽しそうでした。
上塚と下塚の双子山
ゴールの御殿場口五合目の鳥居
下山後は御殿場の御殿場市温泉会館に入浴。そこで食べたみくりや蕎麦
御殿場地方では、古くから祝い事の際などに、客人への御馳走料理として手づくりのおそばを出す習慣があります。そのおそばこそが「みくりやそば」であり、そばのつなぎに「山芋」や「自然薯」を使うのが特徴で、のどごしの良さと素朴な味わいを兼ね備えています。出し汁に鶏肉を使用しているのも独特の特徴で、具材として「鶏肉」、「しいたけ」、「にんじん」を使用したものが基本レシピとして受け継がれています。 あなたのそばで振舞隊公式HPより
今回は ・一合目から登りたい ・登山経験が少ない人もいるのでゆっくり二泊で富士山。
というメインのリクエストでした。改めて今回僕が思ったのは、多くの人が「山頂御来光」というお題目に縛られるあまり、本当の富士山を見ていないな、ということでした。
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