2014年9月23日火曜日

甲斐駒ケ岳

山梨から見える甲斐駒は三角錐の勇ましい山です。
以前は、甲斐駒に登るということは黒戸尾根を登るという意味でした。黒戸尾根は登山道の中でも厳しい尾根として知られています。標高差が2200m、急登あり鎖場ありの登山道です。アプローチは白州の駒ケ岳神社。家から20~30分で着きます。アプローチは遠いのですが、甲斐駒にもっと楽に登るのは北沢峠から行くもの。伊那の戸台からバスに乗って1時間、標高2000mがスタートのルートのほうが圧倒的に登山者の数が多いです。むかしは黒戸尾根に比べて楽なルートから山頂に行く登山者を「甲斐駒の裏口入学」とバカにしていました。

今回は裏口入学です。カツラの黄葉がはじまっていました。

真ん中が甲斐駒

高曇りの空でしたが、北アルプスもよく見えました。


甲斐駒に取り付く前のアップダウンは、双子山と駒津峰です。


双子山を越えると完全に高山のおもむきとなります。ハイマツの間を登山道がつけられています。
駒津峰まで来ると、いよいよ甲斐駒に取り付くとなるのですが・・・


駒津峰の下りは要注意です。かなり急な岩場を下ることになるからです。


六方石で一息つきます。


直登ルートを登ります。傾斜もあり岩ばかりの始めは、手がかり足がかりを単純につかむという登りかたではありません。手足を突っ張ったり、割れ目に靴を挟んだり、靴底を岩にこすりつけたり、あらゆる手段を使う感じの登りです。体力に自信がなかったり、岩場が苦手な方は巻き道ルートの方が安全です。時間にゆとりがあれば、摩利支天によることも出来ます。


直登ルートもこの景色になれば、白ザレの登山道になってだいぶ登りやすくなります。 


甲斐駒山頂


ウラシマツツジ
「葉の裏面のいちじるしい網目模様の特徴から、ウラシマ(裏縞)ツツジという」ウィキぺディア


今年は鮮やかな紅を見せてくれたウラシマツツジが見事でした。山頂の西側にたくさんあります。


あまりこんな写真は撮ったことはないのですが、あまりに鮮やかな紅なのでドアップにしてみました。結構迫力があるもんだな~と感心しました。
なんだか雨ばかりの8月のあとに、駆け足で秋がやってきた感じです。


1 件のコメント:

  1. 横手駒ケ岳神社のすぐ下に家を持ちながら、40年くらい前に登ったきりです。
    もう、今の体力では裏口入学も無理だろうな。
    広河原も北沢峠も昔はマイカーでピュンと行けたのに・・・

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