地図読み講習
今回は甲府市積翠寺の裏山、岩堂峠周辺で行いました。地形図と実際の地形を見比べて、目の前の地形が、地図の上で等高線としてどう表現されているかということが、とても分かりやすい尾根があります。逆でもいいです。地図の等高線の表現が実際はこんな風になっている、という事を確認できるので地図読みマスターへの近道なのです。
相変わらずこの辺りの道標は統一感がありませんが、登山道は整備されています。
昔からの道です。今は植林された石積みの畑跡地は、養蚕が盛んなころは桑の木が植えられていたのでしょう。
いつの時代のものでしょうか?これは時代がかった道標。
深草観音
今回は地図読みの現場に急行!ということでスルーしました。
この石積みも気になりますが、地図読み、地形読みでスルー
岩堂峠でお会いしたお二人。夫婦漫才か!? って言うくらい明るいお二人でした!甲府市の裏山の岩堂峠で盛り上がったお話しが、なんと「天空集落」!お一人が、天空集落に近い「嶺」(山保)に住んでいて・・・わかる人にしかわからない話でした・・・
岩堂峠からが本番です。右に行ったり左に行ったり、登山道がないところで右往左往ではありません。地形図をしっかり読み切って目標の場所を目指します。
尾形光琳の「紅白梅図屏風」をほうふつとさせるなんておいらだけでしょうか?
山仕事の名残り
青い●が鞍掛峠。岩堂峠から鞍掛峠までがハイライト。
鞍掛峠の様子
参加いただいた方のスキルがそこそこあったので、予定を変更して1129mの標高点を目指し、そこから要害山に行くことになりました。緑の●です。最大のポイントは赤●。そこに確実に行くということはかなりの上級編です。
赤●の現場
とても見晴の良い所で、まるで展望台でした。ご褒美でしたね。
地形図とコンパスが使えれば何でもできるかというと、そうでもないのが読図です。もちろん、基本的なことは押えなければなりませんが、目の前の、例えば30分先に歩いているだろうところの地形を、あらかじめ地形図で読み想定するわけです。先読みってやつです。で、ベースプレートコンパスに方向を記憶させて、コンパスの指し示す矢印に向かって進むわけですが、地形の特徴から間違わないアプローチの仕方ってのがあって、ただ真っ直ぐ進むわけではないのです。
この日は、短いながら読図のエッセンスがぎっしり詰まっていました。
なんとなく景色に溶け込んでいない山梨百名山の標柱
午後3時過ぎにはお腹がいっぱいになりました。とても濃い内容だったからです。
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