四阿屋山の山行の帰りに寄りました。
道の駅両神、薬師の湯から約3キロ、県道37号線から367号線を西に進んだところにあるセツブンソウ自生地。民有地だそうですが、小鹿野町が管理しているそうです。
小森川上流に採石場があり、ダンプの往来が凄まじい県道367号のすぐ脇です。
満開をちょっとすぎた感じかな?でもすごい迫力でした。小さく清楚な花なのですが、圧倒的な迫力でした。
セツブンソウは、関東以西の本州に分布します。キンポウゲ科の多年草で石灰岩質の礫地を好み乾燥を嫌うそうです。 環境の悪化(自生地の減少)により準絶滅危惧種になっています。
名前のセツブンは当然節分で、節分のころに咲くことからでしょう。 他の草木が芽をださない早春に花を咲かせ、他の草が大きく伸びる初夏には、地上部は枯れてなくなってしまう、スプリング・エフェメラル ( spring ephemeral )と呼ばれる早春の植物のひとつです。
こんな変わり種もありました。全体に緑色です。
全体に紫色のものもありました。
八重のものも。
花の中心が雌しべ、その周りの紫が雄しべ、その周りの黄色が花びらにあたるそうですが、退化して蜜腺と呼ばれるそうです。白いのは花びらではなくガク片だそうです。ガク片、イチゴで言えば「ヘタ」にあたる部分です。
この葉っぱだけのものは、種が発芽して球根(塊茎)を作って3年目のもの。だいたい4年目で花をつけるということなので、来年花が咲くでしょう。
小さな可憐な花です。何より清楚です。凛とした美しさがあります。原色ではない淡さがとても気に入りました。
これは2月14日の芦川のセツブンソウ
一見の価値ありです!
0 件のコメント:
コメントを投稿