近江富士と言われる三上山です。
大津から野洲やすに車を走らせました。琵琶湖の見える道を選びながら。真ん中が三上山
近江盆地でひときわ目立つ存在です。はっきり言って立派な山でした。三上山
国道8号線沿いの御上神社の駐車場 に車を停めました。トイレもあるので便利。燃えるような木々はツブラジイ(コジイ)、大津市の比叡山につながる裏山にもたくさんありました。花が咲いているんでしょう、金色に輝いて見えました。
表登山道から登って、裏登山道を下りました。表登山道の方が急なので、登りに使ったほうがいいでしょう。
魚釣岩
神代の時代のお話
初めて見ました。神社の屋根などに使われる『檜皮ひわだ』を収穫した跡です。
太めの檜の木は全てと言っていいほどまっ赤っか。はじめは、シカの食害か、サルの仕業かなどと話していましたが、下山口近くで謎が解けたのでした。後ほどです。
コシダという羊歯しだ。飛ばして遊べます。
思わず笑っちゃう、メタボチェク岩
登っていきます。
最後のところが特に狭く、体を横にしないと通過できません。普通にザックが邪魔になります。お腹が邪魔をする方は遠慮してください。スタックしてしまいます!
ヒトツバという単葉シダ
ステップが刻まれ、手すりが設置された登山道
これはタカノツメというウコギ科の木。コシアブラ、タラノキなんかと同じです。食べられるそうです。名前の由来は冬芽の形から来ているそうです。黄色い紅葉
しめ縄を張った大きな岩が磐座(いわくら、一般に神様が降臨する所といわれている)
三重県からの団体さん
下山口近くのこの看板で謎が解けました。御上神社の屋根の檜皮葺きに使うための檜皮採取だったのでした。「この檜の大木は神社の屋根修理用の檜皮(ひわだ)を試験採取した大切な神木です。」と書いてありました。
檜皮葺(ひわだぶき)とは、屋根葺手法の一つで、ヒノキの樹皮を用いて施工する。 日本古来から伝わる伝統的手法で、世界に類を見ない日本独自の屋根工法である。多くの文化財の屋根で檜皮葺を見ることができる。-- Wikipedia 檜皮葺 より --
さてさてこのモニュメント
この山を7巻半した大ムカデを、武将 俵藤太が弓矢で退治したという伝説が残っており「ムカデ山」の別名もある三上山です。ムカデのモニュメント。
アリドオシの花がもうちょっとで咲きそうでした。
悠起斎田ゆうきさいでん
昭和3年に行なわれた「大嘗祭(だいじょうさい)」で、当時の三上村(今の野洲市三上)の水田が、この儀式に供えるお米をつくる「悠紀斎田(ゆきさいでん)」に選ばれました。野洲市のお田植えまつりは、これを記念して始まった祭りで、毎年5月に悠紀斎田記念田で行なわれています。
農水省より
三上山が御神体の御上神社みかみじんじゃ
国宝の本殿 檜皮葺きの屋根です。
全国にいらっしゃる三上姓の方は約8万1600人だそうです。そのルーツはどうやらこの地のようです。
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