今年は北アルプスデビューをしましょう!ということで、北アルプスの人気縦走コース燕岳(つばくろだけ)から常念岳を歩いてきました。春前から計画していたのに、本番は雨模様。「雨の日の幻想的な景色が楽しみ!」というお言葉に救われました。下の写真、中房温泉(なかぶさおんせん)の登山口ですが、雨粒がしっかり写っています・・・
超人気ルート合戦尾根(かっせんおね)です。とてもよく整備されています。中房温泉(なかぶさおんせん)を出発して、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと休憩のポイントも見事に初心者向けです。尾根を登って行くわけですが、尾根の上も広いところ、傾斜の強いところ弱いところいろいろなわけです。それぞれの休憩ポイントが割と近くて、30分くらいで次!となるところが絶妙です。
この山、この尾根の人気度合いがわかるような根っこだと思いました。
わかりやすい道標
雲が薄くなり、雨も小ぶりで見えてきたまわりの山。これは東の有明山です。
標高が上がるにつれ、花崗岩の露岩が目立つようになってきました。
シラビソの木に打ち付けられた道標。
雨の日で閑散としていた合戦小屋(かっせんおね)。スイカが食べれるということで有名です。
三角点名「濁沢」の三角点柱石。合戦沢ノ頭と言われる合戦尾根(かっせんおね)上のピークです。花崗岩質の山で、風化した花こう岩の白い砂の上を水が流れる様子が伝わるような濁沢の名前です。僕のホームの山、甲斐駒にもある濁沢です。甲斐駒も花崗岩です。
台形の山が、東にある有明山2268m。有明山を見下ろすところまで登ってきました。月並みですが日本二百名山、有明富士、信濃富士、安曇富士なんて呼ばれ方をするようです。
ミヤマキンバイが盛んに咲いているところが出てきたら、小屋への最後の登りも近いです。
泊まってみたい山小屋人気ナンバーワンの燕山荘(えんざんそう)に到着。
ここの山頂は狭いんですが、三角点の横にあるこの燕岳(つばくろだけ)山頂という石、味わいがあります。
燕岳(つばくろだけ)のこの時期はなんといってもコマクサです。花こう岩の細かな白ザレの間に、1年目の実生のコマクサの赤ちゃんを発見しました。雨のしずくが付いた、緑の一本生えた草です。
厳しい環境で生き抜いている高山植物の象徴のようなコマクサ。
個別のコマクサの株でうまく撮れたものをアップしてみます。あくまで写真素人の目ですが。
ちょっとピンぼけですが、この1枚がお気に入りです。
表銀座の山行、続きます。
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