プリンスルートとは、皇太子殿下が2008年(平成20年)8月7日から8日にかけて富士登山をされた折に利用されたルートです。富士宮口五合目から登り始め、6合目の山小屋前を通って宝永山へのハイキングコースへ向かいます。宝永火口に降りて宝永山馬の背に出たら、トラバース(横断)気味に御殿場口六合目に抜けて、そのまま御殿場ルートで登頂します。下山は、大砂走りを使って御殿場口新五合目に降ります。また、御殿場口に下りずにそのまま富士宮口五合目に降りることも出来ます。
倉敷からのお客様。去年山頂に行けなかったというリベンジの今年。
富士宮五合目スタート。標高が2400m。御殿場の五合目は1440m。約1000mをバスに乗って稼いだことになります。写真は富士宮の六合目です。
宝永山の第一火口に向います。宝永山の左が馬の背と呼ばれるところ。馬の背に向ってトレースが見えています。
宝永山の火口で凧揚げ。風が一定に吹くわけではないので意外と難しいと思いました。
宝永山馬の背を過ぎて御殿場ルートの登山道に合流です。御殿場ルートは登る道と下る道が違います。プリンスルートは馬の背から御殿場登山道のところが少しわかりにくいので、注意が必要です。この日は雲海が素晴らしかった!
赤岩八合館。おすすめの小屋です。富士山の山小屋なので多くは期待できませんが、深夜営業がないのでゆっくり休めます。深夜営業というのは、夜中の12時、1時から山頂御来光目的の登山者や、弾丸で登る登山者を相手にした営業行為のことです。
雲海と、影富士と、夕日に照らされた宝永山。
富士山と言えばカレーですが、赤岩八合館はおかわりが出来ます!これは二杯め!
雲海のおかげか、太陽の位置によるものか、影富士もこんなに伸びました。これほどの影富士、なかなか出会えません。
翌朝の日の出。上空の雲に太陽光線が当たって、瞬間的に変化していく色です。
丹沢の山々の向こうから太陽が昇りました。
まぶしい太陽。
また雲の中に入ってしまいました。手前に山中湖が見えます。
山小屋でしっかり朝食を食べて、山頂を目指します。長田尾根を越えたところ。
御殿場口山頂の鳥居。
剣ヶ峰3776mの行列。「日本最高峰富士山剣ヶ峰」という石柱で、記念写真を撮るための行列。
御殿場ルートを下ります。七合目のあたりです。ここから下山道と登山道が分かれます。
下山道から宝永山を見下ろします。スコリアと呼ばれる火山の噴出物が砂や小石状になって、やわらかでルーズな地面です。
宝永山第二火口から、第一火口方面を見ています。大地の造形美とでも言いましょうか、ダイナミックで大好きな景色です。
第二火口の縁が、尾根のようになって宝永山につながっています。
御殿庭から四辻を過ぎ、双子山の間を歩きました。
御殿場口五合目到着。
お疲れ様でした!
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