秋も深まりつつある甲府の里山、黒平(くろべら)で毎年行われている‘黒平ほうとう祭り’のお手伝いに行って来ました。ほうとうは小麦粉を麵にして野菜と煮込んだ、みそ味の郷土料理です。
第26回黒平ほうとう祭りです。会場は甲府の街から約1時間のドライブの‘マウントピア黒平’
マウントピア黒平の管理人藤原一郎さんが始めたイベントも、今ではすっかり季節の風物詩となってます。
地元産の野菜なんかも売られていて、恵みの秋を実感。
思い思いに趣向を凝らしたものが並んでいました。これもマルシェですね。
僕がマウントピア黒平の藤原さんのところにお邪魔するようになった理由は地図読みです。冬から春にかけて里山で地形図と実際の地形を照らし合わせて、実際の山の中で学ぶというガイド山行を何度も何度もやっています。地図読みをマスターするには時間がかかります。何度もトライ&エラーを繰り返す、その実践をするのにちょうどいい山が黒平の周りには点在しています。日本の里山は人の営みとのつながりがとても濃いフィールドです。せっかく訪れるのですから、昔からの地元の人が呼んでいる地名があるので、それを教えてもらうために藤原さんのところに顔を出すのでした。藤原さんいつもニコニコと昔の暮らしを語ってくれます。黒平地域にとっての財産のような方です。
黒平ほうとう祭りの会場。
藤原一郎さん。
このイベントは藤原一郎さんの親族の方や、有志のボランティアで成り立っているということがすぐにわかりました。朝早くから集まった有志の方が準備したカットされた野菜の山。青いばんじゅうの上に白菜、ニンジン、ジャガイモ、ネギなんかがカットされてビニール袋に入れられています。一つのばんじゅうに約100人分のほうとうの具材。ひと鍋分、みんな朝から準備したものです。
この方は藤原さんのお母さん!皆さんに振舞うほうとうの味をチェックなさってました。
自家製味噌が大胆にバケツに入れられています。ほうとうの味付けはこいつで決まります!
ルール、ひとり600円のチケットを購入、お替り自由!シンプルです。
提供する側の方が混乱してました。みんなの気持ちがシンプルなのもいいです、おいしく召し上がって頂きたい、うまいほうとうを食べたい!
提供する側も、食べる側も思いが詰まった26回目の黒平ほうとう祭り。
お祭りのしめは黒平(くろべら)の能三番(のうさんばん)。
黒平能三番が奉納されしゃんしゃん!
五穀豊穣、家内安全、皆様のご多幸を記念するものであります!ということで・・・
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