山梨と静岡の県境にある山伏2013m。山頂にはいくつかのルートを選ぶことが出来ますが、ちょっと変わったルートから登ったので、何かの誰かの役に立つかもしれないので記事にします。
山梨側の林道がもはや使えないので、車でのアプローチはかなりかかります。だいたい3時間。国道52号を南下して、新東名から安倍川を北上しなくてはなりません。写真は安倍川の下流域です。
新田しんでんの集落を過ぎて、河原の駐車場から林道をちょっと歩いて西日影沢登山道の入り口。
だいたいの地図ですが、地名が書かれているので有り難いです。
右岸に付けられた登山道が立派な木の橋で左岸に渡ります。
橋と沢の様子。
その先の登山道の横から入渓しました。沢登りです。
沢登りのルートとしてはあまり認識されていない西日影沢です。ガラガラの崩落地形が多くあまり面白くはない沢です。写真はガスっていてよくわからないのですが、右から左に沢が屈曲しています。1200mあたりの大岩から登山道を離れ、沢の中を登って最短で山伏避難小屋に行くというテーマでした。二か所ある屈曲点の初めの場所です。標高はだいたい1500mです。地形図のそれよりも実際の地形のほうが屈曲がはっきりわかりました。
同じ場所から下の二俣を見下ろしました。水流が見えます。この流れは本流から左に行く流れ、だいたい1850mくらいの稜線に行く流れです。水量はこちらの方が多かったです。
沢を上り詰めると左右から枝沢が合流します。流れがあったりなかったりです。その合流点で沢の中の現在地を確認しながら登るのが沢の中での読図です。最後の二俣下のゴーロです。ゴーロは崩れた岩がゴロゴロしている河原ですが、傾斜があるので歩きにくいところ。転がり落ちる傾斜ではありません。
何か異臭がずっとしていました。糞尿の匂いという人もいましたが、おおむね死臭だろうと意見一致。進んで行くと、牡鹿の死体。臭かった~!
地形図通りの左岸のガレ。
山伏の登山道に出ました。いわば安全地帯です。やはり沢の中はルートが整備されているわけではないし、いつ落石があってもおかしくない場所です。場合によっては牡鹿のように自然にやられてしまうかもしれません。
山伏避難小屋。ここに泊まりました。トイレはないけど水場が近いです。
気持ちの良い笹原が周りに広がってます。
山伏山頂。
正面のちょっと右に、布引山と笊ヶ岳が見えています。 しばらく山座同定です。
縦走路の途中。渋い標識。
大谷嶺まで来るとガスってしまいました。
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