静岡でも有名な梅園があります。およそ800年前の鎌倉時代に道元禅師が起こした曹洞宗。その開祖道元禅師が梅の花を愛でたという事にちなみ梅の木を植えるようになったという事だそうです。
梅園を歩くとほのかに梅の香りが漂っていました。まさしく春の香りでした。
杉などの植林地にアラカシやシラカシの樹々。整備された登山道ではあったものの根っこが露出して歩きにくい登山道。
スダジイの大木。シイノキとも呼ばれるブナの仲間の木。山梨にはありません。でも三角なドングリはいけます。数あるドングリの中でピカイチにおいしいドングリなんです。以前クヌギやシイなんかのドングリをフライパンで炒って食べてみたことがありました。自然の中には山梨には生えていないスダジイですが、県立美術館に2本植えられています。ダントツにおいしいドングリがスダジイです。他は全くいただけませんが、マテバシイという細長いドングリもちょっとおいしいです。
安倍城址山頂。
駿河湾、日本平、伊豆の山々が見渡せました。
山頂石碑
山頂の名前、ここは古い山城だったので「安倍城址」と一般的には呼ばれていますが、三等三角点の店名は「羽鳥」でした。これはふもとの集落の名前です。ちなみに、三角点標石の三角点と彫られた面は、普通南に向いていますが、ここのは北を向いていました。明治17年に設置されているので比較的古い三角点です。
途中富士山がバッチシ見えました。
急な下り。里山が侮れないという事を思い知らされた激下りでした。足元がおぼつかない方はロープで確保しました。それでもこの急斜面では、ミカン畑や銀杏畑(イチョウ)、バショウなんかが植えられていて、こんな条件の厳しいところでも耕作されていたという、先人の営みがわかりました。
放棄されたミカン畑。参加者に方々は静岡県民の皆さんです。皆さん耕作放棄されたミカン畑のミカンは採ったりしませんでした。それが静岡の常識なのかな?僕は落ちていたミカンを食べてみました。完熟でおいしかったです。このミカンをせっせと食べているのは猿のようでした。たべ散らかされた皮がいかにも獣という感じでした。
お疲れ様でした!帰りの新東名から見た富士山、山梨からの富士山とは違う形でしたが奇麗でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿