奥秩父の笠取山、ちょっと前に行った山ですがブログをさぼっていて久しぶりですが、写真を見返したらきれいな景色だったので記事書いてみます。新宿と甲府を結ぶ裏街道といわれる青梅街道最大の難所、柳沢峠です。甲府から柳沢峠を越えて一之瀬高橋を目指します。
柳沢峠の馬頭観音、なかなかカッコ良かったです。
峠手前から見えた富士山。どこから見ても絵になります。
犬切峠北の林道の展望台。奥秩父主稜線、尾根の向こうは埼玉県です。写真の一番左にちっちゃく見える笠取山です。
登山口の作場平。トイレと広い駐車場があります。
きれいなトイレ。
とても整備された登山道。
足元にはナツツバキの花びらがきれいでした。
ぐる~と周回しましたが、どこでも沢水がとれる水場に困らないルートです。写真は笠取小屋下の水場です。
笠取小屋。奥にバイオトイレがあります。小屋は通年営業ではありません。週末だけでしょうか?
小屋上で草原に出ます。残念ながらマルバタケブキばかり目立ってました。鹿は食べないので残るマルバタケブキ。裏を返せば、それ以外は鹿に食べられてしまったということ。
気持ちのいい稜線を進むと、眼前に屏風のような笠取山が見え気が引き締まります。
山頂への急斜面の途中から、自分たちが獲得した高さを確かめるように振り返りました。遠くの南アルプスは曇っていますが、素晴らしい景色を見ることができました。
山頂への最後の登り。
山頂部西の端の山梨百名山の標柱。地形図を読むとこの場所は標高1940mといったところ
笠取山の山頂部は細かく小ピークが連なります。一番西に山梨百名山の標柱。さらに岩まじりのデコボコを東に進みます。
会えて山頂はどこ?となれば標高店として示されている1953mのこのピークでしょう。
山頂の東から南の進行方向を変え、だいたい標高差50m下って西に向きを変えるとこの場所に着きます。山頂下の水源地。
―水干(みずひ)―
「最初のひとしずくは見えたでしょうか? ここが、沢の行止まりの意味で「水干」と名づけられた多摩川の始まりです。 すぐ上の稜線付近に降った雨は、いったん土の中にしみこみ、ここから60mほど下で、湧き水として顔を出し、多摩川の最初の流れとなります。 この流れは、水干沢→一之瀬川→丹波川となり、奥多摩湖に流れ込み、そこからは、多摩川と名を変え、138kmの長い旅を経て、東京湾に流れ込みます。」 東京都水道局の説明
笠取山山頂稜線の南の水干を見て稜線に戻っても青空でした。稜線の小ピークが見えます。
その小ピークにある石碑。三角錐の石碑にはそれぞれの面に多摩川、荒川、富士川と彫られています。この小ピークがそれらの河の分水嶺。大事な発想だと思います。山を大きな括りでとらえるという発想です。
沢筋にたくさん咲いていたミゾホウズキの花。
こちらはバイケイソウの花
水干に咲いていたシモツケ。
たくさん目立っていたマタタビ。
同じ仲間のサルナシの実。豊作の秋を感じさせる成りっぷりでした。
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