2018年7月9日月曜日

奇跡の一枚

この写真、奇跡の一枚の写真です。たった一人でこんな写真を撮ることができるってすごいことだと思いました。
山梨県北杜市明野町の友人、やまぼうしさん(Nさん)の写真です。友人はこの写真を単なる自撮り写真なんて表現しています。やまぼうしさんのブログ。「月との対話」というタイトルの写真の様です。はるか宇宙の月と鳳凰山の地蔵ヶ岳オベリスクとからの自宅の明野町の観測ドームが一直線につながった時の写真です。去年の6月にも月とオベリスクが重なる瞬間を撮影し、今年はその一直線の中に自分もいたいと思ったそうです。北杜市明野町の自宅とオベリスクは直線で約18kmの距離です。奇跡の一枚にはオベリスクの岩峰でバンザイしているやまぼうしさんがしっかり写っています。


西側から見たオベリスクです。
やまぼうしさんは自宅の北杜市明野町にカメラのタイマーをセットして、鳳凰山の登山口御座石鉱泉をスタート。鳳凰小屋にチェックイン後、オベリスクにフィックスロープを張ります。自宅にセットしたカメラのレンズが、月を背景としたオベリスクの真ん中に来るのが、だいたい午前2:30。全ては計算上の話です。いちど小屋に戻って夕食、仮眠を済ませ、再び登り返して地蔵ヶ岳へ。ヘッドランプ頼りにフィックスロープを使いオベリスクのトップに立ちます。折角の努力が無駄にならないようかなりの時間をオベリスクのトップで過ごし、何度ものシャッターを意識して手を振りました。その一枚が「月との対話」となったのです。


毎度の写真。オベリスクトップのおいらです。同じ場所で深夜を過ごしたやまぼうしさんということです。そして狙い通り月とオベリスクの中にやまぼうしさんは立つことができました1



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