2023年3月10日金曜日

鎌倉アルプス

雪山じゃない山登りを冬の間も続けたい皆さんとの山行、三浦半島の鎌倉アルプスと三崎の岩礁の道です。鎌倉に行くのは小学校の修学旅行以来です。僕は甲府で育ちました。中央道の朝焼け。

若宮大路(わかみやおおじ)です。写真の反対が鶴岡八幡宮です。若宮大路は、由比ヶ浜から鶴岡八幡宮(若宮)へ続く参道です。大路の真ん中は段葛(だんかずら)と呼ばれています。大路は滑川沿いの低い土地で水をかぶることもあったので、まわりより一段高い参道を整備させました。

鶴岡八幡宮参道の石段と、2010年に倒れてしまった日本一有名なイチョウの幹。大イチョウの再生が行われていて幼木が見えています。

法華堂跡の源頼朝のお墓。

鎌倉市の市章の「笹竜胆ささりんどう」リンドウの葉っぱと花がデザインされたご紋です。

河津桜が満開で、雅楽の演奏が流れていた鎌倉宮。なんと生演奏で巫女さんの舞も見ることが出来ました。鎌倉!畏るべし!

南に相模湾の由比ガ浜に面し、残りの三方は山に囲まれて天然の要塞といえる地形となっている鎌倉です。その天然の要塞を歩くのが鎌倉アルプスと勝手にテーマにしたこの日。その最奥のエリアが天園で、天国の園に遊ぶようだということからだそうです。

杉の樹皮がささくれているのはタイワンリスの仕業だと思いました。

これらの穴は、鎌倉のやぐら(矢倉、窟、谷倉)と呼ばれる墳墓です。

去年引退した赤石岳避難小屋の榎田さんのTシャツ!

トンビは後方から音もなく攻めてきます。ひとり犠牲者が出てリンゴを取られました。何人かの方が傘を差していたのは予防だそうです。


味のある道標

十王岩です。向かって左から如意輪観音・血盆地蔵・閻魔大王、砂岩で風化が激しいですね。

鶴岡八幡宮の真北に位置する十王岩です。若宮大路がしっかり見えます。ここが鎌倉アルプスのハイライトです。由比ガ浜と残り三方の山が見える景色。


建長寺半僧坊。入山料として拝観料500円です。ただ通過するだけなんですけどね...

たくさんの天狗像


力強いビャクシン(ヒノキ科)の幹

春らしい桜と三門

天然の要塞に囲まれた鎌倉ですが、鎌倉幕府は防衛の機能を持たせつつ、陸路の交通の利便性を向上させるため、山稜の尾根を垂直に掘り下げて底面を路面とする「切通」を整備しました。江戸初期の史料には「鎌倉七口」として・名越(なごえ)坂朝夷奈(あさいな)坂巨福呂(こぶくろ)坂亀ヶ谷(かめがやつ)坂仮粧(けわい)坂大仏坂極楽寺坂の記述も見られます。この坂は亀ヶ谷(かめがやつ)坂という切通。車は通れません。

こちらは仮粧(けわい)坂の切通。歩きのみです。

源氏山公園の源頼朝像。鎌倉の街を見下ろしていました。

ちょっと険しいところもありました。

車で通過するには勇気が必要なトンネル。

寿福寺の外門に続く石畳。源頼朝の父、源義朝の館があったと言われている寿福寺には北条政子の五輪塔もあります。横須賀線の踏切を渡って鶴岡八幡宮に戻って天然の要塞の鎌倉アルプスの山行は終わりました。

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