2023年3月6日月曜日

蔵王山

人生初の蔵王山に行ってきました。日本を代表する観光地のひとつだと思います。エリアが広いのでなかなか把握するのが難しいエリアです。宮城県と山形県にまたがります。今回はほぼ山形県側での活動でした。写真は山形側の蔵王温泉の共同浴場。

日本を代表するスキーリゾートの蔵王、僕ら登山者は肩身が狭いってことですかね、多くのスキーヤーにもまれながら蔵王中央ロープウェイで鳥兜山山頂へ移動。


それでも地図読みしながら進みました。途中広大な蔵王のスキーエリアで道迷いしていた中国人にアドバイスしながらなんてことも。そういう時代なんですね。


片貝沼周辺のブナ林を歩きました。ふと見上げると熊棚があって、ブナの木の幹を見るとしっかり爪痕が付いていました。


五郎岳山頂。さすがにトレースはついていました。大正時代蔵王の火山を研究していた方の名前から付けられた山名だそうです。


これは結構この山、蔵王という山の認識の初歩だと自覚してのことですが、エリアが広いので宮城蔵王、山形蔵王という違いがあるわけです。蔵王古道東沢口というのは山形蔵王の修験者が歩いたルートで熊野岳への北側からのルートです。その途中の水神様の石碑。この下の独鈷沼というのが東沢登山口ルートの五合目ということでした。


その五合目の権現堂。蔵王温泉スキー場いちばん左のロープウエイの山頂駅と同じところ。


青空が見えたり、雪が舞ったりの日。こういう気象の変化は僕の住む山梨では味わえないだろうと思った雪国の天気。


翌朝早朝から道路に積もった雪を除雪していました。4台は見た除雪車。雪国なんだな~と新鮮でした。


蔵王の稜線でホワイトアウトだったらと準備した前夜でしたが、何も心配ない天気になりました。


雪国に住んでいたら絶対4WDの車を選ぶでしょう。僕の車はFF なので念のために積んできたチェーンを装着しました。


蔵王温泉スキー場のエリアからライザワールドスキー場に移動。


ライザワールドスキー場のリフト2本乗り継ぎ、標高差約350mを稼ぎます。中丸山1562mが真っ白で眩しかったです。


リフトトップからスノーシューを履いて歩き始めました。スノーモンスターがどんどん登場して、それは写真に撮ったのですが、天気が良すぎたのか露出の設定がおかしかったのかはわかりませんが、ブログ記事に載せるのには辛い写真ばかりだったのは残念でした。


宮城蔵王のトップの刈田岳山頂の鳥居。


蔵王連峰の最高峰の熊野岳山頂。


スノーモンスターの正体はオオシラビソ、別名アオモリトドマツです。気候変動の影響をもろに受けているという実態だそうです。これから先モンスターはもう見ることが出来ないという危機感があります。虫による食害でオオシラビソが枯れているということと温暖化です。


スノーモンスターは限られた季節の日本国内の 一部でしか見られない、様々な条件が揃って初めて発生する大変珍しいものです。ここでも気候変動に左右される環境変化に直面している。


下山したライザワールドスキー場の駐車場で見かけた山形のかわいいナンバー。


スノーシーズンの最後の初めての蔵王でした。


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