2018年8月1日水曜日

白馬三山

 白馬の山行は白馬鑓温泉と白馬大池というご希望でした。その間に白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳があって3つをまとめて白馬三山と呼んでます。白馬鑓温泉の前後の登山道がたいへんだし、鑓温泉にぜひ泊まってみたいというのもあり、時計回りの山行となりました。山行2日目が始まりました。小日向山が見えています。その左が小日向のコル。まだ白馬鑓温泉小屋の建物が見えています。


湯ノ入沢上部の雪渓とミヤマキンポウゲ。


湯ノ入沢左岸の岩まじりの斜面を登っていきます。


かなり丁寧に鎖が設置されています。概ね幅広のバンド状なので難しくはありません。


いちばん傾斜のあった鎖場。


鎖場を過ぎると大出原。傾斜が変わり展望が広がるのでわかります。


雪解けが終わったばかりのところにはハクサンコザクラがたくさん。


チングルマのお花畑


南に目をやると、八ヶ岳の右にうっすら富士山。


稜線までの間の唯一の雪渓。アイゼンは必要ありませんでした。


白馬鑓温泉小屋を出発して3時間、稜線はもうすぐです。


谷底から這い上がって来た感があるので稜線に立ち感激です。


とんがりが剱岳で、その左が雲まじりですが立山です。向こうが主役、なのでこちらは後立山連峰と呼ばれるわけです。


白馬鑓ヶ岳の最後の登り。


コマクサの出会え。


タカネツメクサ。


初めて会ったかもしれないミヤマアケボノソウ。


僕の好きなシコタンソウ。


白馬三山の真ん中の杓子岳。実はこの時かなり焦っていました。ゆっくりのんびり白馬の稜線を楽しむ計画でしたが、3日目の天候が崩れるということがはっきりしたので、白馬山荘宿泊予定を変更して、白馬大池小屋を目指すことにしました。白馬山荘から栂池までと、さらに進んだ白馬大池小屋から栂池までのほうが、雨の中の行動になるとすれば楽だからです。ゆとりがあれば余裕が生まれ安全にもつながります。なので当初の予定にプラス3時間で白馬大池小屋まで頑張っていただきました。


時間が押していて杓子岳の山頂は割愛。といえど白馬岳山頂にすぐ着くわけでもありません。白馬岳頂上宿舎という小屋の手前のピーク、丸山の登りが侮れませんでした。尖がっているのが白馬岳山頂です。


大雪渓を見下ろしました。


登山道の様子。


なんとも形のいい白馬岳山頂。真南から見ています。


振り返って、杓子岳とその向こうに白馬鑓ヶ岳。


日本最古の山小屋にして最大規模の白馬山荘。開業は明治の終わりです。登山道が県境で東が長野県、西が富山県。


魅力的な氷の暖簾。時間もないのでNGを出した冷酷なガイド。皆さんまたの機会のどうぞ!


ウルップソウはとうに終わっていましたが、遅咲きの花に色は確認できました。


シナノキンバイ。


白馬岳山頂2932.3m


白馬岳山頂から白馬大池までは緩やかですが、すれ違いにが厳しいところもあります。


普通の登山道の先にあるイメージの雪倉岳。僕の勝手なイメージですが。


三国境。三国は富山と新潟と長野。越中、越後、信濃です。


ここでも振り返ると白馬岳山頂。奥に杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見えています。


稜線上の小蓮華岳への登山道、見た通りのやさしい登山道です。


小蓮華岳山頂


タカネヤハズハハコ 高嶺矢筈母子 矢筈は弓矢の矢のしっぽの所のこと。


ウサギギク 葉っぱをウサギの耳に見立てたネーミング。


タカネナデシコ。


ミヤマアズマギク


頑張りました!白馬鑓温泉小屋から白馬大池小屋までの1日です。


白馬大池小屋の夕食はカツカレー。カツはチキンカツです。予定を変更して白馬山荘宿泊予定をさらに3時間先の白馬大池小屋にしたわけですが、白馬山荘から連絡が行っていて、去年連泊したことを覚えていてくれて、快適なスペースを確保していただいたという結果でした。有難かったです。


白馬大池周辺を散策する時間もありました。


夕方のドラマチックな空の色を見ることもできました。


こういうのは興奮します!きれいですから!


白馬大池小屋の朝食。


3日目の朝。名残惜しく白馬大池を後にします。


とはいっても感傷に浸る暇がない現実がこの岩だらけの登山道。


白馬乗鞍岳に登っています。最後の見納めの白馬の瞳といわれる白馬大池。


白馬乗鞍岳山頂。


白馬乗鞍岳のゆるやかな山頂部を過ぎて現れる雪渓。ここは結構遅くまで残っているので想定内でした。


万が一のためにアイゼンを着けました。


その後の岩のセクション。ほんと気を抜くことができません。


この残雪地帯、例年以上に残雪量が多いと小屋での情報でした。雪渓の次の岩場で終わると思っていたのが、その岩場の下にしっかり残雪が残っていました。そこがかなりやばかったです。


その後もイワイワした斜面。神経がすり減ります。


天狗原(てんぐっぱら)まで下りてくればもう安心。


高層湿原の天狗原です。木道は去年再整備されピカピカです。


天狗原から栂池自然園のビジターセンターまでもしっかり歩きます。


栂池ビジターセンター。地形図だけ見たら白馬大池までルンルンの道のように思えますが、イワイワした急な雪渓もある登山道なので侮れない道です。


それでもロープウェー、ゴンドラと乗り継いで標高約850mの栂池まで下れば終点です。


2018年7月31日火曜日

白馬鑓温泉

白馬岳です。白馬鑓温泉小屋に泊まることと、白馬の瞳と呼ばれる白馬大池を訪ねることというご希望でした。ちょっぴりハードで印象深い山行になりました。写真は登山口の白馬村猿倉です。


白馬鑓温泉前後の登山道も、白馬大池と栂池ロープウェーの間の登山道もなかなか厳しい登山道ですが、白馬鑓温泉の露天風呂をまずは堪能しようと時計回りに登ることとしました。登山口と下山口が違うのでどう車に戻ろうかと悩みましたが、車を回送してくれるサービスがあってとても便利でした。白馬村の指定された駐車場で車とスペアキーを預けます。回送業者は僕らを猿倉まで送ってくれ、翌日の夜、栂池ゴンドラの駐車場に車を運んでおいてくれるというサービスです。それで5900円と駐車料500円。入山後三日目のお昼くらいに栂池ゴンドラ横の駐車場で無事車に乗ることができました。素晴らしいシステムでした。


大雪渓への道の途中から左に小日向山のコルを目指します。


白馬鑓温泉への登山道は簡単な道ではありません。だいたい尾根の側面のトラバースの道です。大小の尾根と沢が交互に登場します。加えて雪国の山なので、やぶは濃いし登山道はほぼなで肩です。つまり谷側に傾いていて外傾しています。まごまごしていると谷側に簡単に落ちでしまうような登山道です。すれ違った高齢の登山者が転落して、同行者が大声を上げ、その声に急行してみると登山道に上がれなくてもがいていました。ストックのゴムを外して斜面に刺して足場にして登山道に復帰してもらいました。擦り傷程度で大怪我しなくて良かった。


白馬岳山頂からの白馬岳主稜(尾根)の末端が見えました。


小日向のコル。猿倉、白馬大雪渓の北股入という沢筋から小日向山のある尾根を乗越す峠状のところです。反対側の南股入という沢筋に下っていきます。


湯ノ入沢の上部にある白馬鑓温泉。わかりにくいですが、写真中央やや右に鑓温泉小屋の建物が見えました。遠いな~とため息・・・


まだ沢筋に残雪が残っている場所が3~4ヶ所。この杓子沢が一番大きなものでしたがアイゼンは必要ない傾斜でした。


杓子沢を渡り切って振り返りました。ほぼ水平の登山道が確認できます。外傾した登山道


トラバースするところはほぼ全部こんな感じです。


鑓温泉小屋もだいぶ近づいてきました。写真の真ん中です。


その手前の雪渓は傾斜がありアイゼンを装着。赤いベンガラでルートを示していました。


渡渉か?と思って近づいてみると、大岩が使え楽に渡れました。


いよいよ白馬鑓温泉小屋に到着。お湯の流れに歓迎されました。3ヶ月弱の営業期間です。冬の間は全てバラされ建物はありません。雪崩に流されてしまうからです。今シーズンも1週間以上営業開始日が予定より遅れました。登山道も僕らが行く5日前に通行可能とアナウンスされたのでした。予め予約をしようと連絡した時も予約は受け付けないということでした。かなりの混雑を覚悟しての宿泊でしたが、実際はそうでもありませんでした。



 小屋締めの時には畳まれてしまう建物なのでシンプルです。


手前が脱衣所。早速露天風呂と思ったら、水着の女性陣が6~7人。こっちは水着なんて用意していないので入れませんでした…

  
露天風呂の下の足湯は、水着の女性陣に締め出された男たちでぎっしりになったのはお笑いでした。


女性用の内湯。水着はなくてもお風呂には入れます。


そんなこんなでやっと入れた露天風呂からの写真。


小屋の下に露天風呂、その下に足湯(無料)、その下がテント場。


きれいな夕焼けのなか入浴できました。


白馬鑓温泉小屋の夕食。


翌朝の日の出。高妻山と妙高山の間から昇りました。


朝飯前に朝風呂。


 結構な湯量が贅沢に流れます。


朝は出発準備などで皆さん忙しそうです。


テラス兼乾燥スペース。昨夜はたくさんのタオルがかかっていました。


2018年7月30日月曜日

小笊と富士山

日本二百名山で山梨百名山の笊ヶ岳。山梨県早川町雨畑スタートで標高差約2000m、展望のない樹林帯のゲキ坂を克服したら山頂の大展望のご褒美です。その大展望の中でも絶対にコレクトしたい景色は、小笊と富士山のツーショットでしょう。


笊ヶ岳は双耳峰です。大笊と小笊の双耳峰。かなり広範囲で同定できる山頂です。北岳、間ノ岳、農鳥岳と確認して、そのず~と南の双耳峰が笊ヶ岳なので分かりやすいです。その双耳峰の片方の大笊から東を見ると,もう一方の山頂の小笊とその向こうに富士山。


これは定番と言ってもいいほどの笊ヶ岳山頂からの景色です。


まったく同じアングルからの小笊と富士山ですが、日の出から刻一刻と微妙な変化。


どぴーかんも良いですが、雲がたなびいているほうが味わいがあります。


北に目をやれば悪沢岳、塩見岳、仙丈ケ岳、北岳と展望が広がります。


南には南アルプス深南部の山々、茶臼岳の左に光岳、ず~と深南部の山々が続き左に大無間山がどっしり構えています。


笊ヶ岳周辺を行ったり来たりしたので、、お昼近い時間の山頂からの小笊と富士山。


誰がやったかはわかりませんが、今なら小笊までのトレースは普通の登山道と変わりません。登った山は遠くから見てもよくわかるので、今年は小笊に登ることはとっても楽だと思います。チャンスですよ!