2013年6月10日月曜日

笊ヶ岳 6月

笊ヶ岳に行ってきました。2週間前もきましたが・・・
日本二百名山に選ばれている山です。深田久弥は雪の時期にトライしていて、登れませんでした。
もし登っていたら百名山に選ばれていたかもしれません。そうだったら、最難関の山のひとつです。

今回のコースタイム
6月8日 6:30老平 7:15民家 8:15広河原 9:30山の神 11:00四本檜 12:45檜横手 15:40布引山
6月9日 4:00布引山 5:20笊ヶ岳 6:40小笊ピストン 8:00布引山9:00出発 13:00広河原 15:00車


 早川町雨畑地区老平


初めは林道歩き、奥沢谷という大きな沢の左岸。素掘りのトンネルの落石は去年起きました。


途中の民家。いつ頃まで人が住んでいたのかはわかりませんが、お茶の栽培と山の仕事をしていた様子です。今はヒノキの林になっている所も、段々畑のようですし、質素な山の暮らしぶりがうかがえます。


 武沢に架かる吊り橋

 5~6年前のルートの様子


林道が終わって、民家を過ぎて、森林軌道の跡を登って行きます。
写真は、右側が切れて崖になっている所で、古いフィックスロープが張ってあります。
2年前に上から土砂が流れて、草も木もなくなったことがありました。とても危険な個所です。

   
広河原です。ここも去年の夏に大雨で、岩が全て動き、渡渉のポイントが変わりました。


 靴を脱がずに渡れました。

   山の神


昭文社の`山と高原地図´に出てくる`四本檜´

 標高1885m

老平の標高が約500m、広河原が900m、山の神が1200m、4本檜が1600m、写真は1900m
樹林帯の中の急登が有名な笊ヶ岳、檜横手が尾根上のなだらかな小ピークになってます。
単調な登りのアクセントになっていて、ほっとできる場所です。ちょうど1900mくらいで、カラマツの植林地から針葉樹の森に植生が変わります。それを合図に傾斜が緩くなって檜横手になります。 

 檜横手

 オサバグサ

 ヒメイワカガミ

 バイカオウレン

 カタバミ


檜横手を過ぎて、またまた急登が続きます。


樹林帯から布引崩れというガレのふちに出る直前

 キバナノコマノツメ


布引崩れの縁を登ります。遠くに稲又谷の八潮の崩れが見えています。


布引山のテントサイトに着きました。平らなスペースの雪が消えていてよかった!

 晩飯!


4人用のテントにしなかった理由があります。

テントを張れるところは限られているので、万が一、先行パーテーがいたら自分たちは張れません。4人用は広いスペースが必要なので、2人用をふたつにすれば割とどこでも張れるからです。


夜明け


布引山と笊ヶ岳の間はしっかり歩かされます。大笊と小笊


小笊と富士山

布引山が見えると山頂

 後ろは聖岳と赤石岳 

 小笊の登り

 小笊の山頂

  


 
大笊をふり返ります。上河内岳と赤石岳


アップにしてみたら、山梨と静岡の山頂の標柱が仲良く並んでいました。

小笊のピストンは1時間ぐらいです。トレースが付いているのですが、藪に慣れてないとたいへん。
皆さん、なんじゃこれ!の気分のようでしたが(藪に不慣れ)、是非、小笊のピストンをお勧めします。笊ヶ岳は双耳峰で、甲府盆地からよく見えています。下界から見た時登った山はよくわかるんです。

 小笊のハイマツ



隣の這松尾  このピークも甲府盆地からよく見えます。尖って立派な山容に見えます。
遠くの三角の山は北岳です。


バイカオウレン

 テントの撤収


下山を開始してすぐに布引崩れに出ました。大無間山、青笹山、山伏、なんかが見えてます 。


カラマツ林の急な下り

 山の神      

 山の神から広河原へ


 広河原の渡渉

 冷たい水が気持ちいい!

 森林軌道跡の道


オオルリが鳴いてました。

 老平駐車場

笊ヶ岳という名前を言っても知らない人が多いので、早川の奥の山と言ってます。
でも山の世界ではとても有名で、車のナンバーは県外ナンバーばかりです。全国区の山です。

日帰りする人がとても多いのですが、せっかく苦労して登るのですから、笊ヶ岳山頂の360度のパノラマを楽しむためにはテント泊がおすすめです。

リクエストお待ちしております!

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