笊ヶ岳に行ってきました。2週間前もきましたが・・・
日本二百名山に選ばれている山です。深田久弥は雪の時期にトライしていて、登れませんでした。
もし登っていたら百名山に選ばれていたかもしれません。そうだったら、最難関の山のひとつです。
今回のコースタイム
6月8日 6:30老平 7:15民家 8:15広河原 9:30山の神 11:00四本檜 12:45檜横手 15:40布引山
6月9日 4:00布引山 5:20笊ヶ岳 6:40小笊ピストン 8:00布引山9:00出発 13:00広河原 15:00車
初めは林道歩き、奥沢谷という大きな沢の左岸。素掘りのトンネルの落石は去年起きました。
途中の民家。いつ頃まで人が住んでいたのかはわかりませんが、お茶の栽培と山の仕事をしていた様子です。今はヒノキの林になっている所も、段々畑のようですし、質素な山の暮らしぶりがうかがえます。
林道が終わって、民家を過ぎて、森林軌道の跡を登って行きます。
写真は、右側が切れて崖になっている所で、古いフィックスロープが張ってあります。
2年前に上から土砂が流れて、草も木もなくなったことがありました。とても危険な個所です。
広河原です。ここも去年の夏に大雨で、岩が全て動き、渡渉のポイントが変わりました。
昭文社の`山と高原地図´に出てくる`四本檜´
老平の標高が約500m、広河原が900m、山の神が1200m、4本檜が1600m、写真は1900m
樹林帯の中の急登が有名な笊ヶ岳、檜横手が尾根上のなだらかな小ピークになってます。
単調な登りのアクセントになっていて、ほっとできる場所です。ちょうど1900mくらいで、カラマツの植林地から針葉樹の森に植生が変わります。それを合図に傾斜が緩くなって檜横手になります。
檜横手を過ぎて、またまた急登が続きます。
樹林帯から布引崩れというガレのふちに出る直前
布引崩れの縁を登ります。遠くに稲又谷の八潮の崩れが見えています。
布引山のテントサイトに着きました。平らなスペースの雪が消えていてよかった!
4人用のテントにしなかった理由があります。
テントを張れるところは限られているので、万が一、先行パーテーがいたら自分たちは張れません。4人用は広いスペースが必要なので、2人用をふたつにすれば割とどこでも張れるからです。
夜明け
布引山と笊ヶ岳の間はしっかり歩かされます。大笊と小笊
小笊と富士山
大笊をふり返ります。上河内岳と赤石岳
アップにしてみたら、山梨と静岡の山頂の標柱が仲良く並んでいました。
小笊のピストンは1時間ぐらいです。トレースが付いているのですが、藪に慣れてないとたいへん。
皆さん、なんじゃこれ!の気分のようでしたが(藪に不慣れ)、是非、小笊のピストンをお勧めします。笊ヶ岳は双耳峰で、甲府盆地からよく見えています。下界から見た時登った山はよくわかるんです。
隣の這松尾 このピークも甲府盆地からよく見えます。尖って立派な山容に見えます。
遠くの三角の山は北岳です。
バイカオウレン
下山を開始してすぐに布引崩れに出ました。大無間山、青笹山、山伏、なんかが見えてます 。
カラマツ林の急な下り
オオルリが鳴いてました。
笊ヶ岳という名前を言っても知らない人が多いので、早川の奥の山と言ってます。
でも山の世界ではとても有名で、車のナンバーは県外ナンバーばかりです。全国区の山です。
日帰りする人がとても多いのですが、せっかく苦労して登るのですから、笊ヶ岳山頂の360度のパノラマを楽しむためにはテント泊がおすすめです。
リクエストお待ちしております!
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