キタダケソウ 白状します・・・長く山をやっていますが、キタダケソウを見るために北岳に登ったのは初めてです!若い頃は北岳バットレスを登ってパッパと下ってました。興味がなかったんでした。
広河原からの出だしで、八本歯のコルが顔を出してくれました。ほんの一瞬だけ
ほっんと久しぶりに大樺沢を歩きました。以前は左岸に登山道がありました。ただ二か所ガレがあって、いつもそこが崩れてました。そんなイメージで行ったらその崩れを迂回する意味なのか、途中右岸に道が付けられてました。よく整備されています。
右岸から左岸に渡るところはまだ雪渓が残っていて、歩きやすかったです。
二俣を過ぎて八本歯のコルを目指します。ハイシ―ズンには及ばないまでも、二俣にはたくさんの登山者がいました。しばらくはバットレスからの落石に注意しながら登ります。
今だったらどこでも歩けますが、一応目印が付けられています。上部の登るべきルンゼを間違わないためにも有難いです。
雪の上は、雪上の歩行がしっかりできれば、ストックだけで歩けます。ただ、不安な方はアイゼンがないとダメです。出来ればピッケルも持つべきです。安全が最優先です。
ちなみに僕はアイゼンを使いませんでした。ピッケルは持っていき、下りのグリセードで使いました。なかなかしんどいグリセードですが、とても速く下れます。
この梯子が出てくるとコルは近いです。
八本歯のコル。この辺の斜面を見てみてもキタダケソウはありませんでした。
トラバース道の分岐の下で、一瞬だけ青空が顔を出しました。右上に北岳山頂です。
トラバース道に入ってすぐにこんなバリケード。雪が多いので入るなと書いてあります。
でも雪はもう消えてました。
その先、こんな梯子が現れると、キタダケソウのエリアになります。
今シーズンはもう最後って感じの今日でした。登山道を外さずじっくり一時間見てました。
これがベストショット!氷河の時代の生き残りの貴重な植物です。
こんな景色の中に生えています。似た花でハクサンイチゲの方が勢いがあって、たくさんです。
トラバース道から山頂に向かう登山道にも生えていました。山頂に向かう登山道も同じ斜面です。
冬はここのトラバース気味に登るところ、結構やばいです。凍っていて、落ちたら止まりません。
雪渓二俣まで下ってきました。正面にバットレス。右に右俣、左は八本歯のコルです。
ビジターセンターの反対側には、昨日行われた開山祭のなごり。
ビジターセンター横のロータリー。去年まではこの先100mくらい行った広場が乗降の場所でした。
今年からビジターセンター横になったので楽になります。北沢峠行きのバスもここ発着。
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