2013年6月30日日曜日

キタダケソウ



キタダケソウ  白状します・・・長く山をやっていますが、キタダケソウを見るために北岳に登ったのは初めてです!若い頃は北岳バットレスを登ってパッパと下ってました。興味がなかったんでした。


広河原からの出だしで、八本歯のコルが顔を出してくれました。ほんの一瞬だけ


ほっんと久しぶりに大樺沢を歩きました。以前は左岸に登山道がありました。ただ二か所ガレがあって、いつもそこが崩れてました。そんなイメージで行ったらその崩れを迂回する意味なのか、途中右岸に道が付けられてました。よく整備されています。


右岸から左岸に渡るところはまだ雪渓が残っていて、歩きやすかったです。


二俣を過ぎて八本歯のコルを目指します。ハイシ―ズンには及ばないまでも、二俣にはたくさんの登山者がいました。しばらくはバットレスからの落石に注意しながら登ります。


今だったらどこでも歩けますが、一応目印が付けられています。上部の登るべきルンゼを間違わないためにも有難いです。

雪の上は、雪上の歩行がしっかりできれば、ストックだけで歩けます。ただ、不安な方はアイゼンがないとダメです。出来ればピッケルも持つべきです。安全が最優先です。
ちなみに僕はアイゼンを使いませんでした。ピッケルは持っていき、下りのグリセードで使いました。なかなかしんどいグリセードですが、とても速く下れます。


この梯子が出てくるとコルは近いです。


八本歯のコル。この辺の斜面を見てみてもキタダケソウはありませんでした。


トラバース道の分岐の下で、一瞬だけ青空が顔を出しました。右上に北岳山頂です。


トラバース道に入ってすぐにこんなバリケード。雪が多いので入るなと書いてあります。
でも雪はもう消えてました。


その先、こんな梯子が現れると、キタダケソウのエリアになります。


今シーズンはもう最後って感じの今日でした。登山道を外さずじっくり一時間見てました。


これがベストショット!氷河の時代の生き残りの貴重な植物です。


こんな景色の中に生えています。似た花でハクサンイチゲの方が勢いがあって、たくさんです。


トラバース道から山頂に向かう登山道にも生えていました。山頂に向かう登山道も同じ斜面です。

冬はここのトラバース気味に登るところ、結構やばいです。凍っていて、落ちたら止まりません。

 山頂

 北岳の山頂には華がない!


雪渓二俣まで下ってきました。正面にバットレス。右に右俣、左は八本歯のコルです。


ビジターセンターの反対側には、昨日行われた開山祭のなごり。


ビジターセンター横のロータリー。去年まではこの先100mくらい行った広場が乗降の場所でした。
今年からビジターセンター横になったので楽になります。北沢峠行きのバスもここ発着。


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