今回の山行の最終日
敬慎院の泊りは至れり尽くせりという感じでした。日の出を拝んで、腹ごしらえをして出発。
鏡のような朝の二ノ池
敬慎院の一ノ池の対岸でのんびりしている鹿たち
七面山に登るルートは ・羽衣からの表参道 ・角瀬(すみせ)からの北参道(裏参道とも) ・雨畑参道とありますが、他の2本と比べると雨畑参道は廃道と言ってもいいものでした。ルートはわかりますが、ほとんど人が歩いていません。
雨畑参道の入り口は北参道の36丁目からです。丁目は目印でだいたい一区間が100mと思っていればいいと思います。(正しくは109mちょっとらしい)。登山口から敬慎院まで50町。
天然のカラマツは力強くて惹かれます。
七面山を過ぎると展望は望めないだろうことはわかってました。
時間にも余裕があることだし、地図読みも兼ねて周回ルートを急きょ設定。
影嚮石 (ようごうせき)の横には奥之院があります。そこから北参道が伸びていて尾根横を下ります。5~600m下ると、そこが36丁目。その間の中間ぐらいで尾根の傾斜が落ちてます。傾斜が緩くなったのを見計らって左の尾根に取り付きました。二之池の西の1845mの標高点を目指しました。その周辺からだと、樹さえ邪魔しなければ雨畑川の向こうが見えると思ったからです。
1845mの標高点の下は「お池の沢崩れ」とか「お池崩れ」とか言われているようで、遮るものはないはずでした。七面山から敬慎院、奥之院、北参道は尾根の東側が開けていて西は全く見えません。普通は人の行かない敬慎院の西を探検したことになります。
結果は思ったほどのことはなく、展望は樹々が邪魔でした。
ことばで表現するのは難しいので地図を入れてみました。
それでも笹と木々が素晴らしかったです。一見の価値ありです。読図が出来れば、七面山山頂あたりからそのまま敬慎院に行かずに尾根の西を歩いてもいいと思いました。
眼下に見えるのは雨畑の集落です。下るのに1400mの標高差
影嚮石 (ようごうせき)の横にある奥之院から再スタート。北参道の様子です。
北参道の36丁目から雨畑参道に入りました。丁目の目印が残っています。これは33丁目
紅葉はとてもきれいでしたが、いかんせん人が歩いていないためか、石がごろごろしていてとても歩きにくかったです。それでもうまく傾斜を殺した昔ながらのつづれ織りになっていました。
写真は標高1300m付近です。地元で‘ブドウ平’と呼ばれている平坦地が北に延びています。
地形図を見るとこの1300mあたりよりも北に1km行ったところの方が平らなのでそちらの名称かもしれません。なんでも、山中であまりに平らなので、飛行場を作ろうという話があったとかなかったとか・・・
1300m手前から地形図に書かれた道と実際が全く違います。最終的に下る枝尾根も違うくらいなので、なかなかめずらしいくらいです。
ここから一気に尾根を下ります。相変わらず石がごろごろしているのでとてもハード!
久しぶりの丁目の目印。16丁目
くずれた石垣
比較的新しい6丁目
平成8年なので、時々手入れをして雨畑参道を守っているのかもしれません。
雨畑川に手が届きそうなところまでやっと下りてきました。
河原から北を見ています。正面の尾根はランカン尾根の末端です。
思わぬ渡渉となってしまいました。でも冷たくてきもちいいー!
ほんとうはこのつり橋を渡るはずでした・・・
吊橋を渡ったところにあった立派な案内
これを見て雨畑参道を登り始めたら安心して登っていけるのでしょうかね~?
道迷いは、ブドウ平以外は心配ありませんが、あまりお勧めできない道です・・・
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