甲府の里山で地図読みでした。武田神社の奥の里山。地元では積翠寺と呼ばれている地域です。かの武田信玄が生まれたところでもあります。写真の正面の山が山梨百名山のひとつ要害山です。要害山には登らず、特徴的な地形を追いながらの地図読みです。
透明感さえ感じる清楚なウツギの花に出会えました。
昔から山仕事で使われていた道です。檜杉の植林地は段々畑のような石積みだらけです。
昭和を感じるホーローの標識。
こんな風情のある標識が時々登場するコースです。
地形図にはルートの記載がない分岐。北に向かって、二つの尾根と二つの沢を跨いで要害山の尾根の東のコルを目指しました。
今は盛りのヒトリシズカ。
ジュウニヒトエ。
鮮やかなヤマブキ。
特徴的な等高線の曲がりをピックアップしてナンバリング。そのナンバーを追うことにより地図読みが成立します。ナンバー間は、どうやって楽に歩くかというルート取りになります。
岬状に飛び出したポイント⑨の付け根。尾根上のコルのようです。
反対側を見ると小ピークの岩。標高差が10mを越えていないということなのか、地形図には表現されていない地形です。
そのピークに立つと狭い範囲ではありますが展望が広がります。要害山の東に広がる大きな尾根、細かな沢と尾根で成り立っている尾根ですが、その中の伸びた岬状のこの場所に行くのはかなり高度な地図読みです。
お昼は春野菜のスープを作りました。
昔の道の堀切。
ニリンソウもたくさん咲いていました。
岩堂峠下の深草観音。
梯子を使わなくても横に別ルートがあって歩いて登ることが出来ます。岩壁に掘られた観音堂に参拝。
三畳ほどの観音堂。鎖の設置された歩いていくルートの最後です。
まるで窓のように空いた空間から、梯子に取りつけます。
春爛漫の甲府盆地が見渡せました。このエリアは、整備された登山道もありますし、ちょっとルートを外せば特徴的な地形もたくさん出てくるので、地形図と地形を照らし合わせながら登るには最適のエリアです。
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