2018年3月5日月曜日

岩戸山

十国峠にケーブルカーで登ったあと岩戸山734.4mに移動。ケーブルカーの山頂駅の標高が771m。現在は三国峠と呼ばれているケーブルカーの山頂駅から、岩戸山をピストンして、熱海の来宮神社経由で熱海駅までの山行。ほぼ700mを下る珍しい山行でした。
この景色のスタート、左に沼津アルプス右に愛鷹山塊、真ん中が駿河湾です。


 日金山(ひがねさん)東光寺は、真言宗の古寺で山岳信仰の修行の場として開祖されました。並んだ鉄の棒は、お彼岸の時に奉納されるのぼり旗を固定するためだそうです。


日金山東光寺
昔から伊豆地方の死者の霊魂はみんな日金山に集まるといわれ、春秋の彼岸に日金山に登ると故人の後ろ姿を見ることが出来ると言われてきました。そして地元では日金山のどこかに、地獄、極楽があると信じられてきたそうです。


普通だったら狛犬が配置されているところには、奪衣婆(だつえば)。亡くなった人が冥土(めいど)へ行く途中、三途の河原(さんずのかわら)で衣類をはぐ鬼婆(おにば)です。


反対側には閻魔大王(えんまだいおう)。


日金山東光寺までの山道に寄進された丁石です。下山する道は「石仏の道」と呼ばれています。先祖の供養と道しるべとしての丁石です。町石、丁目石と呼ばれることもあります。一丁は約109m。


「石仏の道」は湯河原方面と熱海方面、それぞれ42の丁石が寄進されました。主な道が2本あるということです。


岩戸山山頂。熱海方面が開けていますが狭い山頂。


岩戸山手前でルートは2つに分かれます。岩戸山近道と書かれた道を登って、別ルートを下りましたが酷い道で、少し荒れ気味でした。


風も弱くて春を思わせる気温の日でした。


岩戸山ピストンして尾根を戻って来ました。この防火帯が土沢を経て熱海に至る石仏の道です。ここの石仏は三十五丁目


刈りはらわれた防火帯のむこうは相模灘です。


三十丁目の石仏。


熱海港と初島。伊豆大島はぼやけて良く分かりませんが見えていました。


こんな味気ない丁石もあったりします。


土沢から日金町まで下ってきて気が付いたマンホール。さすが熱海です、♨マーク。


こちらが一丁目の石仏。


熱海町まで下りてくると新幹線が目の前を通りました。


パワースポットとして人気の来宮神社。人であふれかえっていました。


来宮神社と言えば樹齢2000年とも言われる「大楠おおくす」が有名ですが~1回まわれば寿命が延び、2回目だと願い事が叶う~と言われています。僕はこちらの第二大楠と呼ばれている方が気になりました。樹齢1300年と言われています。


熱海駅で解散した山行でした。それにしても熱海は人でごった返していました。


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