岩場、鎖場をどう通過するか!ということで乾徳山でした。山頂手前の岩場がいい練習になります。前日までの雨が止んだ朝。東側が降雪で白くなった富士山が奥に見えます。もと牧場だった大平高原がスタート。この気持ちのいい高原が変化しようとしている写真は、最後に登場します。
道満尾根を越えて山頂方面が見えました。
国師ヶ原に下り、高原ヒュッテという名の避難小屋によりました。トイレがあるのですが土足禁止なのが難点です。
扇平のカヤトのレンゲツツジ
サラサドウダン 更紗灯台 岩場の始まりの矢印は左⇦を指しています。岩にダイレクトに赤でスプレーされています。
赤のスプレーの方向が今度は右⇒です。こういう岩場は慌てないことです。じっくり周りを見て、自分の身体、体重は足で支えるんだとあえて意識したほうがいいです。真っすぐ上るという意識ではなく、周りを見てより楽に行ける場所を選択したほうが良いです。あと多くの人が使っているスタンスは土がついていて色が変わっていることが多いです。
赤のスプレーの⇒の先。岩場をなるべく負担少なくというルート取りがなされているので、山頂に真っすぐ行くわけではありません。弱点を突いているので必ずしも山頂方面にいつも向いているわけではないのです。岩場の弱点を進んで行きます。ちなみに写真の先は梯子が設置されていて一旦下ります。
山頂直下の有名な鎖場。カラビナとスリングを使って安全に登ることが出来るということを実践していただきました。
乾徳山山頂
NHK「小さな旅」からの抜粋です。
乾徳山の魅力は、山頂付近の岩場。多くの登山者は、
岩登りを目的に訪れます。登山道には2か所の鎖場が
そのひとつは、高さが20メートルほどもあります。
また、山の石は、“ 乾徳石 ”と呼ばれ、各地の日本庭園の
庭石としても利用されています。今は山崩れを防ぐため、
石を運び出すことはできませんが、長い年月をかけて
できた趣ある、そのたたずまいを楽しむために訪れる
人もいます。
やぶ山慣れした登山者なら容易に行けるくらいのトレースがありました。
NHK「小さな旅」からの抜粋です。
夢窓国師座禅窟 乾徳石
修験の山としても知られる乾徳山。ふもとにある名刹・
恵林寺は、乾徳山を山号とするなど、深いかかわりを
持っています。それは、恵林寺を開いた鎌倉時代の
禅僧・夢窓国師が乾徳山で座禅の修行をしたと伝え
られているためです。修行の場所は、山頂からさらに
先へと進んだ岩壁にあり、“ 夢窓国師座禅窟 ”と呼ばれて
います。今も恵林寺の住職はその場所を訪れ、祈りを
ささげています。
こんなものも落ちていた断崖絶壁です。修験者が投げたものでしょうか?
日差しが夏の様です。奥に黒金山でえす。
ウラジロヨウラク 裏白瓔珞 ようらく瓔珞は仏壇の飾りだそうです。ピンクのもっと濃いもののほうが多かったです。
見事な山ツツジ。
白がきれいだったフタリシズカ。
今年は豊作と予感させたヤマブドウ。
下りは迂回下山路をとりました。なかなか厳しいルートでした。、まるで川の中の急傾斜の難しい道でした。
国師ヶ原の避難小屋に戻ってきました。いかにも高原という風情の気持ちの良いところです。
大平高原に戻ってお終いなのですが、この景色です。太陽光発電の工事が盛んに行われています。元牧場なので樹は生えていませんでしたが、この工事が災害をもたらすかもと思いました。とんでもない雨が降るかもしれない最近の気象現象です。広く平らな高原は高度を下げるに従い沢に集約されます。その沢を縫うように様に高原に上るための林道が走っています。そんなに遠くない将来に災害にあって通れなくなってしまう林道かもしれないと思った山行の最後でした。
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