八ヶ岳でテント泊予定だったのですが予定地に雪がありそうで、目的がはっきりしていたこともあり、雪の上にテントを張ってもな~・・・ということでロープワークのトレーニングを中心に雪のない山に登りました。国道R141号清里から野辺山を過ぎて、市場坂手前で堂々たる山容を見せる男山です。
山頂周辺に見える岩場と、尾根の途中の岩場マーク、くねくねと面白そうな尾根だと地形図を見ての入山でした。事前に調べてみると、山頂直下に「男山ダイレクト」というクライミングルートがありました。テント装備を背負って、登山靴で登った男山ダイレクト。夏のアルプス縦走のためのトレーニングをというリクエスト。
芽吹きの樹間から男山。下から見上げる男山は男前な山に見えます。
1323.7mの三角点は「新田」という名前でした。なんとなく中途半端な位置にあった柱石。
岩は出てきたのですが、なんとも刺激的ではなく・・・
地形図の記号ほどの岩ではなく、あまりにブッシュがひどいのであえて登る気にもならず・・・
岩は左右どちらからでも容易に巻けました。
おおむねこんな感じののどかな雑木林。男山山頂はまだ先です。
男山ダイレクトの1ピッチ目。
男山の山頂周辺はすこぶる展望が良いです。昼過ぎから登り始めたので逆光になってしまいましたが、八ヶ岳は特に素晴らしく、広大な裾野の高原野菜の産地は農作業が始まったって感じでした。光っているのはマルチといわれる畑に敷くビニールみたいなやつです。
各ピッチの終了点にはスリングがありました。
最終ピッチ。5~6mの出だしのムーブはちょっと難しいです。
ほぼ垂直の出だしの最終ピッチ。正面のハーケンを越えるまでが核心です。
枯れ木のように見えるのは「ハコネコメツツジ」貴重なツツジ科の木の様です。岩場に這いつくばる様に生えているのですぐにわかります。花の時期はもうすぐでしょう。
登ってきた尾根を振り返りました。
本当に展望の山で、富士山、瑞牆山、金峰山。富士山に抱かれているようなチョキのピーク。
最終ピッチが終わった後も侮れない岩稜が続きました。
男山山頂。夕陽で輝いていました。
最終ピッチの後に登場するボロボロの岩稜。
下りは登山道を利用。
八ヶ岳に落ちる夕日を見ながらのテント泊。
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