山をやっているという言い方がありますが、山をやっていると言ってもレベルや知識は様々です。「大無間山だいむげんざん」どこ?そんなんじゃ修行が足りません。
正面のラダーから取り付く小無間山北東尾根です。田代から南東の尾根を登るのが一般的でしょうか、ただそのルートは鋸歯(のこぎりば)という悪場があり非常に危険です。それを避けるために地形図上の弱点探しで選んだ北東尾根です。
どんな山を登ろうかという基準も人さまざまでしょう。○○名山を目指すというのも一つの基準だとは思いますが、ぜひ自分の感性で考えていただきたいと思います。山でしか出会えない花や絶景を見るためや、ステップアップしてより厳しい山にチャレンジというのも良いです。大無間山、去年は日帰りをしました。今回はテント泊でした。
登りはじめはは送電線の巡視路を利用しますが、小無間山までの核心部といえる傾斜です。
整備されてからだいぶ時間が経っているため荒れた巡視路です。誤って起こした落石が後続者に当たらないようかなり気を使いました。そんなジグザグの登りです。
大井川の畑薙第一ダム
小無間山北東尾根に出るまでが核心といいましたが、№8の鉄塔を過ぎると登りやすい傾斜になります。核心はその下ということになります。新緑がとてもきれいでした。
新緑を通して吹く風が気持ちよかった主稜線。ブナの大木がちらほら。
基本下を向いて黙々と登ります。いろんなものが目に留まるわけですが、この葉っぱがなんだろう?時になってました。ふと見ると三角のブナの実の殻が・・・実生のブナの若葉。
咲き始めたカイイワカガミ
バイケイソウも盛んに伸びてます。
外山沢の頭といわれるピークはテント敵地です。古い資料にはこのピークの南の尾根を辿り田代に下ることが出来たと書いてありました。
1805m標高点外山沢の頭。南に外山沢があります。
樹間から見えた小無間山。
なぜか満開のアカヤシオが一本。
ヤシオツツジ(八染躑躅、八汐躑躅)とは、ツツジ科ツツジ属のアカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの総称とされるが、種はそれぞれに異なる。wiki
去年以上に濃くなったマーキングでした。
小無間山手前の急傾斜。
小無間山山頂2149.7m
唐松谷ノ頭からの展望はお預け。大無間までまだあんなにあるのか~、なので大無間山が見えなくて良かった。
畑のようなイワカガミはまだ眠ってました。
おもろい古株。
標高2200mあたりから残雪。この量は思ってもいませんでした。ときどきズボッでした。
大無間山山頂2329m
2200mこえて予想外の残雪で、ヤッバイかな~と山頂周辺の地面が出ていてホッとしました。雪の上では寝たくなかったからです。
フラットな快適な幕営適地です。
豚汁と現地調達コシアブラの天ぷらの夕食。
大根沢山に続きます。
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