ひとつの山行を3つに分けて書いてみました。白馬大雪渓、不帰ノ嶮、そして下山となる八方尾根です。3つのルートの内容が全く違うのでブログに書いてみたわけです。そう思わせるくらい変化に富んでいました。アルプスの真ん中にいると実感できる素晴らしいルート。唐松岳山頂山荘の東の2650mのピークに誘導されました。残雪があるので稜線通しのルート設定がされていました。
八方池の上から唐松岳の小屋まで多くの巻き道が設定されています。デコボコの稜線上をそのまま行くより多少は楽な巻き道ですが、写真のように残雪があってなかなか危険な状態です。それなりの装備と技術があれば問題ありませんが、雪渓のトラバースは危険です。巻き道なので細かな尾根と沢が登場するわけです。沢には残雪、アイゼンやピッケル無しに突っ込んだ場合滑落の危険という事。
丸山ケルン。2440m、おおむね広い八方尾根上にはたくさんのケルンがあります。小さな石を積み重ねたものではなく、しっかり目印として作られたものです。冬を意識したものでしょう。多くのケルンの中で一番高いところにある丸山ケルン。
扇雪渓。ベンガラの赤いところは急なんですが、その下は傾斜がゆるむのでたいしたことないんじゃないかと思うのですが、ここで滑って滑落して亡くなった方もいるそうです。
八方池が見えてきました。池の右のピークには第3ケルンが建っています。
八方池に続く木道。
奥の白馬三山が池に映ったお約束の写真。
不帰ノ嶮が間近です。天狗の大下りからコルに立ち、1峰の頭、1,2のコル、2峰の北峰、南峰、3峰。
ぐるっと一回りできる八方池。定番中の定番という事で。
八方ケルン
三等三角点点名「八方」 八方山といわれています。
八方池山荘と急な木道。
チングルマの花
ピンクがかったツマトリソウ
ミネウスユキソウでしょうが、ハッポウウスユキそうというらしいです。ミネウスユキソウより葉っぱが細くて、葉が少し上を向くという事らしいです。
シラネアオイ、扇雪渓の下にたくさん咲いていました。
ハクサンチドリ
ハクサンタイゲキ 白山大戟 タイゲキ大戟は根っこが漢方だそうです。
マルバヘビノボラズ 丸葉蛇登らずなんでしょうか。すっごい名前です。とげとげの灌木なので蛇も登れなんじゃないかなってことらしいです。
ユキワリソウ
イワシモツケ
ニッコウキスゲもちらほら。
ウラジロヨウラク
タカネバラ
第一ケルンと八方池山荘。
白馬の街に一直線に下ります。慣れない八方尾根ではお上りさんみたいなもんなんで仕方ありません。
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