2019年7月25日木曜日

斑尾山

新潟の日本百名山の巻機山に登りたいというリクエストでした。しっかり登ることになるので、登山口の桜坂駐車場をあさイチで登りたいわけです。移動だけではつまらないので斑尾山(まだらおやま)に登った初日でした。妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山、斑尾山の5つの山々は「北信五岳」と言われています。この斑尾山だけ1381.5mと低いのですが、独立した火山で堂々として存在感があります。
 

斑尾山はたくさんの登山口があるようですが、スキー場だらけなのが悩ましいところ。飯山側からは斑尾高原スキー場、北西側からはタングラムスキー場が広がっています。単純に山頂に登るだけではつまらないので、北側にある沼の原湿原を起点にしました。南に進むと縦横無尽に夏のトレイルがあるって感じで、車道とスキー場を歩くことになりました。まずは湿原の木道です。


鮮やかなコバルトブルーのオオミドリシジミ。


斑尾山とその北に広がった斑尾高原スキー場。


スキー場を登るにつれ北の空が広がり、佐渡ヶ島がばっちり見えました。


ウダイカンバ(鵜松明樺)の森って初めて見ました。この樹の樹皮を鵜飼いの松明(たいまつ)として使ったことからのウダイカンバの名前です。


万坂峠へ続く尾根がスキー場の境界でした。


ヒカゲノカズラ


万坂峠からの尾根、山頂に近づくと展望が開けるところがいくつかあります。山頂周辺に三つのピークがあり、中でも大明神岳は展望が良いことで有名ですが、この尾根でこれだけ展望がきけば十分だと思いました。タングラムスキー場のリフトから見た妙高山。


開発の手から逃れられたブナの樹々が稜線上に登場。ブナの実がしっかり育ってました。


斑尾山山頂。以前山梨百名山の難峰をご一緒した方とばったり山頂で会ったのにはびっくりでした。なんとなく恥ずかしいし照れるんですが、お~っ、やぶ山三ちゃんじゃん!なんて叫ばれたからでした。


大明神岳に行かなくてもしっかり展望が楽しめるとわかった万坂峠への尾根。これは帰りに見えた野尻湖です。ナウマンゾウで有名な野尻湖です。


ロングトレイルとして有名な「信越トレイル」の起点、始まりが斑尾山です。80kmにも及ぶロングトレイルの始まり。万坂峠の次が袴岳。


この花、初めて見たのですが・・・タンポポみたいなダンデライオンって感じの花。


調べてみたら、ブタナ(豚菜、タンポポモドキ) 、思わずみんなでえ~って思ったんでした。だって名前が豚菜ですよ・・・ヨーロッパ原産の帰化植物ということですが山梨にはありませんし、言葉の響きがなんとも情けないブタナ・・・


沼の原湿原に戻って来ました。万坂峠から上手く繋がりました。ちょうど草刈りがされたばかりで、青臭い空気ではありましたがスッキリ感もありました。長野から新潟へ、斑尾山から巻機山へという2日間でしたが、雪国の里で感じたのは草刈りがっ徹底されているということでした。ある意味夏の風物詩かも、仕事として草刈りがあるのかもと思いました。


湿原のワタスゲの綿毛。


ニッコウキスゲ。


ミズチドリ水千鳥、ランの仲間です。山行の初めと終わりに沼の原湿原にこだっわったらので出会えた花。見所は終わっているかもと思った湿原で初めて出会えた花でした。


ミズチドリ


湿原では普通に見られるかもですが、トキソウ。なかなか馴染みのない花なんでプチ興奮。


ちょっとピンクがかった色が、いわゆるトキ色なんでしょう。


ぐるっと回って沼の原湿原の駐車場に戻りました。


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