一日目の斑尾山から巻機山の麓の清水集落の宿に移動。予定通りあさイチでの行動開始が出来ました。朝食の時間のご希望は?と宿のご主人は無理を聞いてくれて、4:20朝食で5:00に登り始めた巻機山登山。
宿から5分くらいで林道終点の桜坂。駐車場は有料で一日500円。
一般的な井戸尾根のピストン。1128m標高点が五合目。ここまでが樹林帯の中のつらい登り。
所々泥んこの登山道はとても滑ります。
六合目あたりに展望の開けたところがあって、ヌクビ沢の天狗岩が間近に見えました。沢の中腹、雪渓左の尖がったピークです。奥のピークは割引岳(われめきだけ)。
ユキザサ 雪笹
マイズルソウ 舞鶴草
ミドリユキザサ 緑雪笹
ツマトリソウ 褄取草
タテヤマリンドウ 立山竜胆
1564m標高点の先がもう森林限界。五合目からブナの森、笹が生える斜面を過ぎてゴロゴロの岩が登場するのが七合目。景色も変わりました。
無秩序なトレースから、植生を守るための整備された登山道。
前巻機山、別名ニセ巻機山。ニセなんて言葉だとなんとなくかわいそうです。
木道をいったん下る両側は花が結構咲いていました。
巻機山避難小屋。収容人数は30人ということですが、結構広いし快適そうな避難小屋です。
避難小屋の中の様子。山梨から巻機山に来る場合、基本装備に寝袋を持って来れば、移動したあと桜坂から登ってこの避難小屋に泊まって、翌日山頂ピストンして下ると余裕をもって巻機山に登れると思いました。水場も近い使える避難小屋です。
残雪が近くにあり水は豊富でした。避難小屋から1分で水が取れました。
せっかくの残雪で、リクエストがあったんでかき氷!
なだらかな巻機山山頂方面。
雪国の山だなって思える池塘の登場。
ガスっていてとても幻想的でした。
割谷山の分岐に立っている山頂標識。でもここが山頂ではありません。10分くらい更に進んだところが山頂です。
池塘と木道。苦労して登って来た甲斐があります。
ガスって遠くが見えなくても癒されます。
このケルンが巻機山山頂1967m標高点です。標識はありませんでした。
山頂の東にも池塘。
カワズスゲ 蛙菅
ワタスゲ 綿菅
井戸尾根から山頂に至り、同じルートを下りました。ガスガスの中七合目まで下ってきたら下る方向が開けて見えました。谷底が清水集落で泊まった民宿も見えました。
ヌクビ沢の水量。沢の音が尾根まで聞こえるくらいでした。
井戸尾根以外のルートも面白そうでしたが、普通に夏以降でないと雪が融けないようなので、登れる時期は限られています。
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