2020年8月25日火曜日

滝子沢左俣

白山書房の2000年出版の「東京周辺の沢」という沢登りのルート図集は、丹沢、奥多摩、奥秩父などの沢が中心なのですが、中央線沿線の滝子山の滝子沢が載っています。春の初めや秋の終わりが登るには良い季節だと思っていますが、時間が出来たのでふらりと出かけました。


マツカゼソウがたくさん咲いていました。漢字で松風草、涼しげな風情のある名前ですが、ミカン科の草で独特の臭いがあるので鹿が食べないそうです。葉っぱの形が独特なのですぐわかります。


工事用の道路を利用して建設中の最上部の砂防堰堤まで登りました。


河原は真新しい石がゴロゴロ、伏流になっていて水の流れはありません。


標高1000mを越えたら出てきた水の流れ。遡行図通りの一番初めのチョックストンの滝


二俣には大きなケルン。右奥が本流です。


30ⅿナメ滝。ナメというよりブロック滝っほうてが合ってるかな。


40ⅿスラブ滝。


傾斜のない段々の階段のような滝。初心者でも楽しめるというふれ込みの滝子沢左俣です。


倒木帯、これは沢に限ったことではなく、最近の気候変動で雨の量や風の強さが変わってしまった現象だと思います。当然水が集まる沢では水が土砂を運びます。


ナメ滝の一条クラック、水が流れる真ん中を登りましたがこの滝目的に来てもいいかもと思えました。面白かったんです。


中間部に残置ハーケン。


落ち口手前でこのクラックを使おうと手を入れたら先客がいました。こんな所で何してるんだろう?


左を短く巻いた8m滝


またまた倒木帯


右にバンドが走っていてうまく使えました。沢を離れます。


ガスに包まれ回りの様子が全くわからない中、ピンポイントでひょっこり山頂に出たのでびっくり。


となりの寂惝尾根を下りました。滝子山南稜とも呼ばれる上部に岩場のある急な尾根です。


大鹿林道に出ました。笹子川支流大鹿川が起点の林道です。コンパクトに周回できる良いルートでした。国道20号の笹子町白野集落で笹子川に合流する滝子沢です。集落から滝子沢林道というような表現の地図もありましたが見つけられませんでした。

 

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