2021年5月4日火曜日

霧訪山

霧訪(きりとう)山は塩尻市と辰野町小野の間の山です。二五万図に徒歩道が書かれていないセクションがあるので地図に落としてみました。赤の破線が大芝山経由で山頂。紫の破線が山の神駐車場に下るものです。時計回りに周回しました。洞ノ峰と名付けられた1199m標高点手前が地形図とは全く違うので注意が必要です。登山道はしっかりしています。


今年のGWは寒気が入ってなかなか天気が安定しません。朝の移動で虹を見るっていうのはいただけません。あまりいい天気にはならない予告のような朝の虹です。

大芝山コースの入り口。


送電線のインターチェンジみたいなところなので送電線が凄いです。送電線の下は木が刈り払われたところが時々登場して見晴らしが良いんです。正面が洞ノ峰1199m標高点です。


東京電力の安曇幹線1号線の鉄塔。鉄塔オタクでも送電線オタクでもありませんが、北アルプス谷間の水力発電所の電気を秩父の方、そして関東に送っているみたいです。


松本盆地は広いですね。遠くの真ん中の山は先日の戸谷峰です。

洞ノ峰1199m標高点へはなかなかない登山道の展開でした。詳細を伝えるのは難しいので割愛しますが、稜線の北東の沢地形をトラバースして東の尾根に乗っかるという尾根通しではない変則的な登山道です。国道153号善知鳥峠から延びる尾根にトラバースする登山道。

送電線オタクではないので調べませんでしたが、大芝山手前の送電線は中部電力のもの。

洞ノ峰1199m手前からのことですが、フラワーロードになる魅力的な稜線です。カタクリとニリンソウの稜線。写真にも分水嶺と書かれていますが、ここからの稜線は日本列島の中央分水嶺です。稜線の東側の水の流れは太平洋に、西側は信濃川から日本海に流れるってこと。こんな低い標高の里山ですが本州の背骨ってことだと思います。

前日の荒天というのもあるのでしょうが、花々はイマイチな日でした。加えて妙にカタクリの花が少なかったです。葉っぱはたくさんありましたが花が少ない…

カタクリとニリンソウが主役の稜線です。

あまり見かけない種も、これはアマナです。ホソバノアマナかも?

スミレもたくさん。

シハイスミレの葉っぱの裏は紫なんでシハイ。


立派な爪痕。ウコギ科のタカノツメの幹についていた爪痕。

霧訪山山頂手前の男坂の登山道。

霧訪山山頂の三角点標。奥に諏訪湖も見えました。

オキナグサ翁草は咲始め。

松本盆地の雄大な眺め。

下山は女坂。男坂はいらないかも。上りも下りも女坂の方が楽しいです。この日はちょうどカタクリの花が見ごろでした。

北の尾根の下山道の様子。

やっぱり北の尾根でも出会う送電線の鉄塔。こちらは中部電力のものです。

左の橋が優しいと思いました。これがなければ沢を渡るのに濡れてしまいます。

たまらずの池。桜がきれいでした。

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