2023年5月27日土曜日

大渚山

去年に続いて今年も雪国の春先の山に行ってきました。標高は低いものの太平洋側とは全く違う花や木々で面白いんです。都内からのお客さんは新幹線。新幹線という乗り物の凄さを実感です。糸魚川の駅とヒスイの原石。


糸魚川駅からまっすぐ日本海に向かって登場する奴奈川姫(ぬなかわひめ)の像。
『糸魚川市は越の国の姫であった「奴奈川姫」のふるさとです。「古事記」にも登場する「奴奈川姫」はヒスイを使って越の国を統治していた強く賢く美しい女性だったと伝えられており、出雲の国の大国主命と結ばれ、諏訪の建御名方命を産んだ母神と伝わっています。』   ホテル國冨翆泉閣HPより


糸魚川市根知の白池下のキャンプ場の幕営。車で移動後、寝床の設営をして歩きました。


天気がイマイチで大網峠周辺を散策しました。小雨の中、きれいなサンカヨウに出会えました。


ピンボケですが、ランの仲間のエビネのサルメンエビネ。数株咲いていた初めて出会った花。


夕食は山菜の天ぷらが主役。


寝床に戻って火を起こしてまずは一杯はビールです。





糸魚川白池下のキャンプ場から、長野県小谷村に移動して鎌池です。


今月2回行った佐渡が懐かしいって感じのシラネアオイが咲いていた駐車場わき。


鎌池から大渚山(おおなぎやま)を目指しました。車道、林道ですが大渚山登山口の湯峠まで車道歩きです。そのリンドウのことは小谷村の問合せしました。雪の除雪はしないで自然に融けるのを待つのだそうです。きっとタイムスケジュールは決まっていて、毎年のルーティンで通行を決めているのだと思いました。林道わきのブナの巨木の存在感が半端なかったです。


林道を進んで見えた大渚山の雄姿。


山梨では見られないムラサキヤシオの花。


自信はないけどクロサンショウウオだと思います。雪解けの水たまりに卵とともにたくさんいました。


湯峠から尾根に取り付いて登場した、たくさんのツバメオモトの花。


なかなかエキサイティングな尾根の残雪。奥の山は妙高山とか天狗原山、金山なんかです。


大渚山自体は湯峠からのピストンだとすれば難しい山ではありません。写真のガレが迫力なんですが、登山道は組み替えられていて問題なく通れます。雨飾山が大きく見えてました。


山頂は長い頂稜の西端にあり、2階の展望台と1階の避難小屋という構成でした。この展望台からは北アルプス北部の山々、白馬岳を中心に妙高や黒姫山方面、うっとりするような展望だったのです。


山頂の三角点。


長い頂稜の雪渓の上にたくさんのウサギさんのうんち。


こういう様子でした。ルートファインディングに地図読みは必要ないです。どこを通ればいいかは人の痕跡を見つけるということです。


長い頂稜部で一番高い東峰にあった明治の林野庁の三角点柱石。


東峰直下の鮮やかなイワカガミのピンク。


山行が終わって国道148号線から見えた糸魚川のアルプスと表現しても良いと思う山並み。国道の左右にある山高帽のようなピークにハッとしました。右が戸倉山、左が大渚山です。糸魚川から姫川の沿いの国道走り始めてすぐに両方の山に会えます。大渚山、おすすめです。良い山でした!しつこいようですが、右が戸倉山、左が大渚山です。

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