2015年6月26日金曜日

秩父古道

「古道」いにしえの峠道を歩く!・・・プロガイドと行く!  このエリアはホームではありません。
なぜか今年は何度も秩父にお邪魔しています。秩父詣での締めになったイベントがこいつです。誰に?なんてことは問題になりませんが、秩父で、野外活動センターと、古道をテーマに集客して、イベントとして成立させる。静岡山岳自然ガイド協会の事業として成立させなさいという宿題でした。

募集のチラシ

秩父に行く方法は、国道140号線を雁坂トンネルをくぐっていくか、中央道から圏央道を通っていくかとなりますが、いっつも雁坂トンネルをくぐります。あんまり綺麗なので、朝の広瀬湖と木賊山を撮りました。甲武信岳は木賊山で見えません。


峠が終わって荒川沿いの道を進むと、秩父の象徴、武甲山が迎えてくれました。


準備万端!

集合場所は、芦ヶ久保、秩父線駅の下の道の駅。ご参加いただいて大変感謝なのです!


僕が大好きなKガイド。お配りしたアミノバイタルの使用方法を熱心に説明していただきました。


車で移動したあと、準備体操をして出発です。


秩父の名勝、長瀞脇の遊歩道からスタート。


県道82号線の、まさしく長瀞トンネルの東側からの入山。ガイドブックには書いていない昔の仕事道。この手の道はとてもあるきやすいです。なぜなら、仕事で使っていたので、楽に登り下りが出来るように道が作られているから。


道も歩けば棒にあたる・・・古道と言っても何を基準にしたらいいのか?というのはあります。とりあえず、古の道を登っていけば、こんな江戸時代かな?と思われる道標が出てきたりします。


総勢22人の参加者。


山アジサイがむちゃくちゃ咲いていました。


ここは釜伏山の北にある「日本水」。ご注意ください、ヤマトみずと読みます。ありとあらゆるところにある日本武尊の伝説の場所。かの東征のおり、喉が渇いたということで、剣を突き刺したら清水が湧き出たという場所です。名水百選だそうです。


皆さん、清らかな水を堪能されました。ここの岩は蛇紋岩。


岩場に備えての手袋。

ここから釜伏山の山頂までは、ちょっとした岩稜です。


山頂


釜山神社にて、秩父を解説中。


秩父がまず日本史の中に登場するのは、和同開珎です。和同という年号にもなりました。自然銅が秩父で見つかって、朝廷に献上され、それがきっかけとなって流通されることになる和同開珎が作られました!

写真は寛永通宝。秩父の山を歩いていると出くわす一文銭。


釜山神社、元は釜伏神社。昭和の初めに伏せるということは白旗揚げるということになり、縁起が悪いので名前を変えられた神社。時代がイケイケどんどんだとこんなこともあるというのが、「征露紀念」つまり、日露戦争に勝った記念ということ。


いつの頃のものはわかりませんが、案内標識の中に「五畿七道」の文字があります。ある意味ここで参加された皆さんが心ひとつになった場所。古道を考えるうえで物差しになるのが「五畿七道」。
古代の飛鳥時代に整備された官道です。


関所もいろんなところにありますね。


大行進の今日。


この場所を狙っていました。
秩父から釜伏山を越えて、中間平ちゅうげんだいらまで来ると見渡せる関東平野。


こいつを狙ってました!雲は多いものの関東平野を見渡せました。

集合写真


芦ヶ久保

芦ヶ久保まで戻って、すべての日程を終えました。詳細は書いていません。
古道に興味がある方、あくまでも僕らは素人集団です。が、山にまつわる様々なことに対応しようと、素人ながら頑張っています。古道、魅力的なテーマです。


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