登山者の憧れ!槍ヶ岳です。
ノルウェーからの方々とご一緒したので、そのまんまのタイトルです。京都から上高地入りしたそうで、僕は上高地で合流です。雨が少々パラついていましたが、横尾山荘までの初日です。皆さん僕よりも手も足も長くて、圧倒的な体格の違いを実感。母国語はノルウェー語。英語は普通の日本人よりもずっと理解していますが、中にはノルウェー語じゃないと真意は伝わらない方もいて、聞いていると方言みたいで面白かったです。大きな体には似合わないマスコット。
横尾山荘前
基本、食事をはじめとする生活全般が違います。あちらのことはよくわかりませんが、ここは山なのでこちら日本の習慣に合わせていただくことになります。特別なご配慮をいただいた三代目ご主人の山田さん、ありがとうございました。
小屋での食事は、食べれるものは食べて・・・という感じでした。ん、ん、んと思ったのが、白いご飯にお醤油をたらして食べること。なんでも味の付いていないライスはちょっと無理ということでした。デザートのリンゴのシャーベットに付いていた匙。バカうけしてました。ORIGAMI!
食事の後にミーティング
槍沢からの槍ヶ岳をルート上の特徴から4つに分けて説明しました。
・上高地から横尾山荘まで
・横尾山荘から大曲まで
・大曲から槍ヶ岳山荘まで
・槍の穂先
普通なら3時間ちょっとはかかる上高地から横尾山荘まで、だいたい2時間30分で歩いた初日でした。わざと早目に歩いてみたのでした。どの位歩けるのかな?ということです。装備からはある程度山登りの経験がある方々というのは想像できます。槍ヶ岳山荘までは日本の普通の登山道。槍の穂先はちょっと違う、というような説明をタブレットでのネット情報も含めじっくりやりました。
輝くような前穂高岳が見えた横尾山荘の朝。
横尾山荘の朝食は5:30。10分くらい前には早めに対応するということになっていました。朝食は並んだ順にとれるということなので、食堂の前に5:15分には並んでくださいとみなさんにお願いしておきました。そんなきっちりこちらの希望通りに行動してくれるのかな?と思っていたら、全員集合!大事な所は押えてくれるということがわかりました。朝食がバラバラだと出発の時間が遅れてしまうのです。6時に出発できて安心しました。
槍見沢
このコースではほとんど槍ヶ岳を見ることが出来ません。横尾山荘からしばらく行ったところの梓川の河原から初めておがめられます。
槍沢ロッジを過ぎてババ平。小さいけど立派なトイレが立てられていました。
大曲を過ぎると傾斜がぐっと増します。さすがに、ゆっくりペースで登って行きます。
急に足が止まりました。いろんなことで、普通なら会話にならないようなことでも登場します。例えば登山者がザックに着けている鈴。あれは何のためなの?アクセサリー?となります。当然熊除けが目的だと説明します。他にも何かいるか?となります。上高地にはニホンザルがいること、時として人間に危害を加えることもあること、餌をやらないことと眼を合わせないことを説明しました。
monkey!足が止まった理由です。だいたい2500mのところでした。こんなところまで登ってきます。
グリーンバンドと呼ばれるハイマツの濃いところを過ぎると、やっと槍ヶ岳が望めるようになります。
実だけが早々真っ赤になったナナカマド。青い空によく映えます。
槍ヶ岳山荘を前に最後の休憩。Break time
最後の登りからの槍沢の上部。常念岳が尖っています。富士山もバッチリ見えた日でした。
有り余る元気に先行を許されたお二人。槍ヶ岳山荘到着です。小屋に荷物を置いて、しばらくたってから、ルートの込み具合も考慮して山頂トライです。
槍ヶ岳山頂 皆さん良い表情です!直線で8500㎞という国からいらした皆さんです。
山頂からの槍ヶ岳山荘。慎重に下りました。
もうこの時期だと雪が降ってもおかしくはありません。廊下のストーブが有難かったです。
上高地までのロングトレール。雨予報の朝でした。心配したのは雪でしたが、それほど気温は低くはありませんでした。雨も夜明け頃にあった霧雨でおしまい。
下りはどんどん行きました。
ミネザクラが咲いていました。僕の記録の一番遅いものです。直前まで雪渓に覆われていたからです。
山に来ればどこの国の人も同じです。という感想。
食事で少し苦労はされていましたがよく頑張りました。ありがとうございました。
ひとつだけ暴露します。日本の山だとよくあるシーンです。みんなでそろっての準備体操。あれがどうしても信じられないようです。ちょっとだけバカにしていました。ストレッチも含めて、集合時間に間に合うようにそれぞれ準備してください。というお願いになりました。
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