2016年3月27日日曜日

和気アルプス

岡山3日目、旭川から見た岡山市民に親しまれている操山。


吉井川を集合場所の和気駅に向かいました。正面に去年地図読みで登った外国山そとくにやま。


和気駅西から見た和気アルプス(一部です。)和気は岡山から北東の内陸に入ったところで、山陽道が通っています。和気アルプスは和気富士172.4mから神ノ上山369.9m(こうのうえやま)山系のことです。たくさんのルートがあるご当地アルプスです。


左の岩壁は白岩様。鷲ノ巣クライミング場というクライミングゲレンデがあります。右に見える岩が今日のルート、チンネ・スラブです。


シカやイノシシ除けのネット。今やどこにでもありますね。


ロープワークのテーマは2つ、フィックスロープ(鎖場の鎖のシュミレーション)と簡易懸垂下降。
これは簡易ハーネス(120㎝のシュリンゲで胸部にシートベントで作るベルト)を作って、フィックスロープ(鎖場の鎖のシュミレーション)を安全にセルフびれーを取りながら通過する練習。


シュリンゲで作る簡易ハーネスフルボディバージョン。


チンネ・スラブを登ります。沢山の登山ルートのある「和気アルプス」の最も険しい「スラブ・チンネルート」という表現をするサイトもあります。


チンネ周辺に設置された鎖のアンカーはこんな感じ。


チンネって、剣岳山頂の北にある尖った岩峰のことです。和気アルプスは主に北アルプスの地名が、スモールバージョンで付けられています。ジャンダルムやバットレスやザイテングラードもあります。これはこれで面白いかな。


鷲ノ巣クライミング場を登るクライマー諸氏。

徹底的に懸垂下降。それほど傾斜が強くないチンネ・スラブをセッティングから回収まで順番にやってもらって安全地帯まで下りました。なんたって和気アルプス最難の場所です。いざという時のためにロープを持っていても使えなくては意味がありません。


ロープを自在に操れればとっても気持ちいい懸垂下降!


こんな景色に見とれていました。


交代で何度も何度も繰り返しの懸垂下降です。


だんだん慣れてきて、ロープダウン!という掛け声も様になってきました。


下降器という道具も、カラビナもない状態でも懸垂下降が出来るようにのシュミレーション。これは肩がらみをしていただいています。


チンネ下のスラブ。スラブって一枚岩のことです。このプレートのキャラクターはイノシシなんです。


最後は股がらみ。昔はこの体に巻き付けて摩擦抵抗を増やして、垂直の岩でも下ってました。


もうミツバツツジが咲いていました。


スミレの同定は難しいです。コスミレかな?


2 件のコメント:

  1. 昨年の烏ヶ山に続き2回目のロープワークです。マスターしたと思っていたことも中途半端であったりして、いろいろと細かい指導をいただきありがとうございました。今回の懸垂下降は確実に自分のものにしました。また、ご指導いただける機会があることを期待しています。

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  2. 能勢さん、去年に続いて今年もお世話になりました。
    ロープワークは繰り返し実践することが大切です。
    そして確実にこなさなくてはなりません。命取りになりますから。
    またぜひよろしくお願いします。
    やぶ山三ちゃんより

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