椹池さわらいけです。標高約1200m、山梨では珍しい高層湿原です。県道613号線を使って車で行けます。標高350mの韮崎の街から30分くらいです。さらに車を走らせて、標高約1600mまで登ると甘利山登山口の駐車場。そこから20分くらい歩くと標高1740mの甘利山山頂。甘利山はレンゲツツジと標高1700mまで簡単に行ける場所として知られています。
そんな甘利山で地図読み講習をしました。甲府のSUNDAYさんとのコラボ
等高線の曲がり(屈曲)が沢地形と尾根地形で基本的には同じで、高い所に向かうのが沢で、低い所に向かうのが尾根。等高線が伸びているところこそ特徴的な地形が見て取れる!なんて感じの講習がずっと続きます。地形図の等高線の変化と実際の地形とを見比べて、地形図の等高線の曲がり具合の意味をいちいち確認しながら進みます。戸惑うときは整置。シンプルに、沢地形の確認、尾根地形の確認、そして整置。これをすることによって地形図とお友達になれます!不定期ですが、やぶ山三ちゃんの地図読み講習、是非ご参加ください!
里山です。山の神の石祠も登場。皆さん意外に石祠にはあっさりの反応。でもね、屋根部分がなぜか反対に乗っかていたので、正しい位置に乗せ換えました。それぞれのパーツがドンピシャにはまりました。嬉しかった!
あ~だこうだと言いながら進む地図萌え軍団。
新緑がまぶしい季節です。
道標はあります。ルート上にマーキングもされています。でもせっかくなので、地形と地形図を頼りに考えながら進みましょう!マーキングはできるだけ無視して、地形を地形図から読みながら歩きましょう!の日なんでした。
地図読みですからアップダウンなんて気にしません。目標は甘利山の南にある大笹池。幻の池といわれたりもしますが、結構みんな知ってる・・・そこに地図読みしながら行くというテーマの日です。
ポイントを押さえて、みんなでで共有して、地形図見ながら新緑の森を進みます。
正直な感想は、大笹池、以前より湧き水の量が減っていて、エネルギッシュな湧き水の躍動を感じることが出来ないものになっていました。以前は湧く水に圧倒されるくらいの湧出量でしたが、いかんせん勢いがありませんでした。
そしてこの時期のお楽しみ、クリンソウでした。残念なことにクリンソウも勢いがありません。よく見ると、シカの食害でしょうか?花が食べられていました。
取って返して、甘利山への登り返し。ルート設定は、椹池-南甘利山-大笹池-南甘利山-甘利山-椹池という一周コースの設定です。南甘利山から大笹池に下るルートが小石交じりのいやらしいものだったので、歩きたくないなぁ、となってショートパス。道はないので、地形図読みながらルート設定しました。こういうのはなかなか新鮮です。下の写真は小笹池と呼ばれているくぼ地。
見事なミツバつつじに、シャッター音が止まりません。
甘利山の山頂台地にやってきました。
甘利山山頂
霞がかった空に、うっすらと見えた富士山。これはこれで良いとしましょう。山梨に住む人にとっては富士山の存在は当たり前!なのですが、やっぱ富士山が見えると誰でもウォ―!となります。
レンゲツツジとヤマツツジとミツバツツジ、ズミ、百花繚乱でした。
甘利山駐車場から椹池までの登山道です。尾根地形をまっすぐ椹池に向かうというのがイメージでした。
椹池までの登山道も整備されています。
甘利山をじっくり堪能するルートです。めっちゃお勧めです。地図読み山行に参加していただいたみなさん、ありがとうございました!またどこかで地図読みやりましょう!ご参加ください!
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