何年も前から北穂~北穂~北穂高岳とおっしゃっていた方と登った北穂高岳です。全部で3日間。雨に降られることはありませんでしたが、北穂に登った日だけガスの中でした。初日の朝の大正池と穂高です。
お決まりの河童橋。
お決まりの徳澤園。
どんどん歩いて横尾。横尾の吊り橋の向こう、梓川の対岸のピークが大事なランドマークだと再認識した今年です。僕はこのピークを「ひょっこりひょうたん島」と呼んでいます。このピークは槍ヶ岳から穂高に通じる主稜線の、南岳の北から派生している長大な横尾尾根の末端にある最後のピークです。地形図ではこのピークの東に横尾山荘があるので、途中の河原の見晴らしの良いところから確認できます。地図読みに興味のない人でも理解できる山座同定です。ひょうたん島が近づけば横尾は近いです、なんて説明になります。
お決まりの屏風岩。
石畳。よく整備されたという表現をはるかに超える涸沢への登山道。まったくぐらつかない石畳が敷かれている登山道。これって、昔の古道、街道に時々登場する石畳と同じ意味なんじゃないかと思います。人の往来がたくさんあるということと道の整備は一致しているはずですから。前後にある茶屋にしてみれば、歩きやすく整備されていれば更に人気の街道になる。ここの場合は横尾山荘と涸沢の小屋、さらに穂高岳山荘や北穂高小屋ということになります。人の往来が多いと展開も様々です。
残っていた紅葉。
涸沢カールのモレーンに建つ涸沢ヒュッテが見えましたが、まだまだ遠い。急いては事を仕損じるぐらいの感覚でゆっくり登ります。
稜線は見えませんでしたが、紅葉が楽しませてくれた道すがら。
振り返って、屏風ノ頭と屛風ノ耳。
涸沢小屋の朝。
どんな一日になるか?気を引き締めて涸沢小屋を出ました。以前も書きましたが、体力に自信のない方が穂高岳にチャレンジする場合、涸沢を朝出発して山頂に立って、下ってもう一度涸沢に泊まるというのが良いと思います。前後で涸沢までのアプローチとして、中日でチャレンジするというパターンです。
北穂沢の登山道も石が敷かれていて歩きやすいです。整備された登山道に感謝です。
曇りがちの2日目のアタック日でした。標高2800m前後から上はガスの中。そこでは強風で雨まじりという予報でした。
北穂沢から北穂南稜に乗っかる鎖場の始まり。
最後のハシゴ。鎖場と連続して登場します。ここも傾斜がないのでさほど問題にはなりませんが、鎖場以上に通るところが限られているので、通る人が多いと大変渋滞します。
湿度の高いガスで、ハイマツの葉っぱにもしずく。雨は大丈夫でした。
北穂高岳のテント場。ナンバーがテントサイトを示しています。それにしても約3000mのテントサイトです。こんな場所は国内でも数か所です。天候の条件が悪いととてもじゃないけどテントなんて張れないと思います。水場もないのでテント泊上級編の場所です。
山頂まであと少しです。
北穂高岳山頂。ガスガスだったものの、風も雨にも会いませんでした。
とても綺麗な北穂高小屋。
とてもスムースに登れて、北穂高小屋のコーヒーをいただいて、さあ次のチャレンジ。
0 件のコメント:
コメントを投稿