2018年10月17日水曜日

双六岳

双六岳を中心に行った山行の続きです。鏡平山荘に泊まった翌日は、この山行で最高の素晴らしい天気でした。鏡平小屋から弓折岳分岐で尾根に乗っかると一気に展望が広がります。登山道は結構アップダウンがあるので、登ったり下ったりする度に見える山が変わります。写真は樅沢岳(もみさわだけ)とその奥に前樅沢岳です。


尾根の縦走路を進むと、双六小屋が見えてきました。奥に鷲羽岳、奥のちょっと見えているのが水晶岳です。右に見える尾根が樅沢岳への尾根、左の尾根が双六岳への尾根です。


双六小屋で宿泊の受付を済ませて、双六岳に向かいました。山小屋によって対応は様々ですが、まだ朝の9時前なのに受付に対応してくれたのは良かったでした。


ドピーカンなのに登場したライチョウ。足から白い冬毛です。


白い足元が見えないとまるで夏。


ここは三本の登山道がありますが(双六岳に向かうもの、トラバースの巻道を三俣小屋に向かうもの、その中間の道)、ダイレクトに双六岳に向かいました。右奥が双六岳です。


双六岳山頂手前の台地が広がります。ここの景色を目的にする登山者も多いという人気のルートです。


ふり返って槍ヶ岳、穂高岳連峰。この景色が人気ということでした。


双六岳山頂。左に黒部五郎岳、右に薬師岳。


双六岳山頂から丸山を経て、三俣蓮華岳に向かいます。しっかり歩きます。


三俣蓮華岳山頂。正面右から鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳と続きます。


長野、岐阜、富山の県境のピークが三俣蓮華岳です。


鷲羽岳がぐっと近づきました。


三俣小屋を見下ろします。小屋の右の登山道が見えますが、湯俣温泉に通じる伊藤新道です。歩いてみたい登山道の伊藤新道。


巻道を双六小屋に戻りました。丸山や双六岳の山頂を経由しないから楽に行けるかも?という期待は間違いで、山腹をトラバース登山道のほうが割と厳しいです。


シラタマの白い実。


双六小屋に戻ってきました。位置関係でいうと、双六小屋の西にあるのが双六岳で、東は樅沢岳にひと登りして槍ヶ岳への登山道、西鎌尾根が続きます。槍ヶ岳に通じる西鎌尾根。午後になって西に傾いた陽が槍穂の稜線を照らしているだろうということで、ちょっと頑張って樅沢岳に登って槍穂の稜線を見ることにしました。


樅沢岳山頂。


期待した通り西鎌尾根の向こうに槍穂の稜線です。


尖がった槍ヶ岳の左に北鎌尾根。険しい稜線の襞がくっきり見えました。


雲が漂う奥穂高岳。右の尖がり二つは、右のやつがジャンダルム、左にロバの耳です。


夕陽に照らされた槍穂を堪能して、双六小屋に戻ってきました。小屋の看板に注目です。


田中澄江の揮毫した看板です。歴史を感じます。


双六小屋の夕食はてんぷらです。


翌日は3日目。天気予報は昼くらいから雨と言っていました。来た道を新穂高温泉目指しました。双六小屋からは5~6時間はかかる道のりです。弓折分岐を過ぎるとよく見える鏡平


鏡池も閑散としていました。


双六小屋3代目、小池岳彦さんにお会いできてお話も出来た今回。小池新道の登山道整備のお話も伺うことが出来ました。「道直し」と表現なさってました。登山道整備のことです。特に強調なさっていたのが、最近の雨の降り方で排水に力を入れているということでした。直したばかりの登山道の排水路。


人力での道直しの道具。直したばかりだったので登山道わきにデポされていました。


小池新道の石畳と排水路。ありがたい登山道整備です。


石畳の小池新道。


ワサビ平小屋まで下って来れば新穂高温泉まで1時間ちょっとです。


揮毫は現在の双六子三代目小池岳彦さんのお父さん、二代目の小池潜さんのものでした。


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