2023年6月12日月曜日

岩手山

関東圏の方と岩手県の岩手山に登ったブログです。梅雨入りというタイミングでなかなか難しい山行になりました。電車移動だと、都内から盛岡までは新幹線なので約2時間半です。
写真は盛岡の中心地、北上川に架かる旭橋からの岩手山です。岩手と言えば宮沢賢治と石川啄木ですが、「ふるさとの山に向かいて言うことなし、ふるさとの山はありがたきかな」という石川啄木の歌が表示されていました。

百名山の岩手山に登る登山口は複数あるわけですが、馬返し登山口から八合目避難小屋に泊まって焼走り登山口に下るというルート取りでした。写真は馬返し登山口の様子です。奥に見えるのは正しく岩手山です。

アプローチのブナ林。

階段として整備されていた下部。火山なので砂礫のスコリア

二合目辺りはいかにも火山の風景でした。

それでも以外に花の山で、シラネアオイ咲いてんだって感じの三合目辺りでした。

花は得意ではありませんが、多く見られたものを載せます。ミヤマスミレの葉っぱは斑入りと言えるのかな。葉に模様付きなのでフイリミヤマスミレ

本当に多かったオオバキスミレ。

登るにつれどんどん登場のシラネアオイ

「おお~!」って反応のシラネアオイのシロバナ

さらに登ると登場したシロバナ群落と言っても良いシラネアオイ。げんきんなもんで、少ないとありがたい感覚でも、たくさん登場するとありがたみも半減します。人間の勝手でしょう。


アブラナ科の花は難しいですが、調べて見たらイワテハタザオということでした。アブラナ科のイワハタザオの亜種で、岩手山とその西の秋田駒ケ岳だけでみられる固有種みたいです。


ミネザクラとシラネアオイ

残雪は特に問題ない量でした。

森林限界近くで凛としたカモシカに会いました。

岩手山山頂方面とミネザクラ

御成清水という八合目避難小屋の水場。

維持管理している皆さんの情報は把握していませんが、大きくて頼れる山小屋です。避難小屋ということで使わせていただきましたが、着いたら管理人さんがいました。

一泊の使用料はひとり1,700円ということでした。

翌朝、なんとか登れるコンディションを期待して登りはじめましたが、九合目まで行って尾根に出た時に強風と雨で現実に引き戻された感じでした。頭の中で低体温症って言葉がぐるぐるめぐっていました。


馬返し登山口から登って、八合目避難小屋に泊まった翌日に焼走り登山口に下るという計画でした。初日に焼走り登山口に車をデポした時の岩手山の様子です。山行がスムースに進行するよういろいろ考えたのですが、2日目の雨に木っ端みじんにされた山行でした。森林限界の稜線で風速20m近い中行動することはかなわなかったわけです。
 

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