岩手山と八幡平2泊3日の山行は、3日目の夕方盛岡駅で解散となって終わりました。その後山梨に戻った翌日は甲斐駒周辺の沢登りというスケジュールでしたが、梅雨前線の活動が心配される予報だったのでキャンセルしました。いろんなシュチュエ―ションは経験値を上げることもあるのですが、雨中の沢の中での幕営というのは経験しなくても良いと思ったからでした。スケジュールが2日空きました。すぐに盛岡駅前でレンタカーを借りて田沢湖を目指しました。僕にとって空白地帯の山域を少しでも埋めたいと思いました。地図を見て乳頭山に行くことを決めたのビックリするくらい瞬間的でした。写真は秋田新幹線も停まる田沢湖駅です。
田沢湖に着いて湖畔に降りて見たら白砂のきれいな浜辺でした。
何のことはない僕が感じたままで、白浜と呼ばれている浜辺からの夕陽。田沢湖は日本で一番深い湖です。田沢湖にしかいないクニマスが絶滅したと言われた後、10年くらい前でしょうか、地元山梨の富士五湖の西湖で生き残っていたクニマスというニュースがありましたが、繋がっているなと思いました。
田沢湖近くから見えた立派な秋田駒ケ岳。
本当にこのエリアの知識が乏しかったのですが、直感的に乳頭温泉黒湯から乳頭山に登って、田代平の湿原に回って乳頭温泉に下るというコース取りにしました。
有名な乳頭温泉ですが、ここも全く予備知識がない状態で訪れたわけです。
乳頭温泉黒湯という旅館の周りを歩く登山道、否応なく黒湯の様子がわかりました。迫力の露天風呂が見えました。男湯、女湯、混浴…なんでもいいけど迫力を感じました。リアル温泉って言葉が浮かびました。
国土地理院地図上でも旅館以外にも温泉マークが登場する地形図です。その場所、温泉マークがあるところの様子が写真です。山の斜面にモクモク湯気があがっています。
川を渡る橋もしっかりしたものです。
温泉マークが複数登場しますが、こんなオリジナルの浴槽があったりしてビックリ!
複数の登山道は同じような整備がされていて、傾斜があるところは階段です。辛い階段なんです。
田沢湖が見えました。
稜線に出て見えてきた秋田駒ケ岳です。滝雲が岩手県側から流れていました。
小山のようなところに咲くチングルマ。この突起の理由はわかりませんが、特徴的な地形です。ニ五万図では表現できない小さな突起がたくさんありました。
ムラサキヤシオ
八幡平ではまだ蕾だったヒナザクラがここでは満開でした。サクラソウです。
ムシトリスミレ。食虫植物です。山梨では見られません。
なんともピンボケですみません、ヒメシャクナゲです。はじめて見ました、シャクナゲの仲間じゃなくって、ツツジの仲間です。
モウセンゴケです。
シラネアオイです。
乳頭山の山頂が見えてきました。
山頂
整備されてから時間が経っているということでしょう、アスレチックのような木道です。
田代平避難小屋です。山と高原地図に水場マークがあったので探ってみた東側でしたがわかりませんでした。
田代平のワタスゲの花。
登りながらも、下りながらもこの日の主役はネマガリタケのタケノコだと思いました。青々したのがネマガリタケのタケノコです。あくがなくてどんな料理にも合う東北の山菜の王様です。
下山ルートでは20~30人のタケノコ取りの人に会いました。爆竹が鳴ったり、笛の雄叫びを聞いたり、極めつけは自動サイレンの人工的な音、ヲ~ン、ヲ~ンと鳴り響いていました。熊よけという狙いです。
黒湯の下の孫六湯は休業中。
盛岡駅でレンタカーを返却して移動です。東北新幹線は早くてマックス320kmで走ってました。あっという間に大宮駅に到着です。大宮駅は新潟や金沢、仙台や果ては北海道に行く新幹線を見ることが出来ます。思わず撮り鉄です。これは東北新幹線です。
北陸新幹線の車両です。時代に置いて行かれないように対応しなきゃデス。
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