ここのところ30万人を超える登山者でにぎわう富士山です。
基本的に登山口は4つ、富士吉田口、須走口、御殿場口、富士宮口です。環境省がそれぞれの登山口の八合目に赤外線カウンターを設置して登山者数を調べています。だいたいですが、吉田口が60%の登山者数で、次が富士宮口で25%、須走口が10%、御殿場口は5%くらいです。
富士宮口五合目から登り始めて、八合目の池田館から東にトラバースして御殿場口に入り山頂を目指すというルートが、人も少なくて楽に山頂に行けるおすすめのルートです。
メイゲツソウとオンタデ
オンタデのびっくりの根っこの長さ!
御殿場口八合目の赤岩館
赤岩八合館の夕暮れの景色。伊豆半島が見えます。標高は約3300m、北岳山頂よりも高いところ
翌日の八合目からの御来光。
山中湖と丹沢の山々
伊那出身の3姉妹のお客様は登山は普段しないそうです。以前から富士山だけは登ってみたいと思っていたそうです。楽に安全に確実に山頂に行きたいというリクエストでした。僕の選んだルートは、富士宮口五合目スタート-八合目池田館-トラバース-御殿場口赤岩八合館泊-翌朝6時登山開始-山頂-剣ヶ峰-お鉢めぐり-大砂走り-御殿場口五合目に下山、というものでした。
宝永山馬の背の標識
大砂走り
今年3度目の富士山で自分の考えが核心に変わりました。
富士山に登る人は「山頂御来光」という言葉から解放されるべきです!
「山頂御来光」のために、その目標設定のための方法としての登山は辞めるべきです。「山頂御来光」から解放されれば、富士山の魅力を何倍も味わえるし、登山の延長としての富士山を楽しめます。「山頂御来光」という発想ではない、本来の登山の魅力をお伝えするのがガイドとしての使命だ!ぐらいの気持ちになった今シーズンの富士山です。
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