戸隠山です。
「蟻の塔渡り」で有名な鎖場だらけの山です。戸隠神社奥社-八方睨はっぽうにらみ-九頭龍山- 一不動-戸隠牧場という周回コースなので、戸隠キャンプ場の駐車場からスタート。まずは逆さ川歩道を戸隠神社奥社を目指します。
樹齢400年と言われる杉並木が続きます。奥社の参拝者も大勢います。
奥社脇の登山道入り口に詳しい説明がありました。
百間長屋、雨よけにもなりそうな大きな岩小屋でした。
登山道わきにありました。修験者が使用した洞窟や岩屋、「三十三窟」あるということなのでその一つでしょう。鎖が垂れ下がっていました。
鎖場の始まりです。ここはまだ序の口。
鎖はずっと続きます。ここは真っ直ぐ登ってトラバースして、右の鎖に行きます。
むかし海だったのが隆起してできた山だそうです。貝類、魚類、鯨、などの化石も見つかっているそうです。全体的にもろい感じで、ホールド、スタンスをしっかり確認して登りたいですね。
壁の中に石ころが埋まっている感じです。「たどんの岩」と言ったりします。たどん炭団と書くのですが、木炭の粉を固めた燃料のことで、丸かったんでしょう。その形がこの石ころに似ているところからの表現です。
ここは左の岩が押し出していて、右足のスタンスに困るのでアンカーが一本打ちつけてあります。上に行くためには、右足でこの鉄の棒に立つ必要があります。
斜上している鎖場
こいつは長いです。ホールドは沢山ありますが、傾斜もあるのでビビります。
ふり返ると飯綱山が綺麗でした。
ここもかなり強引に鎖を使う傾斜です。付け根にある四角いプレートが気になります。
ここからが有名な蟻の塔渡りです。右上のとんがりが八方睨。尖がりにつくまで気を緩めてはいけません!目の前にある難関をひとつひとつこなしていくだけです。一挙手一頭足神経を集中させて、頑張りましょう。アッ失敗した!は許されません!
リングボルトのくせに、綺麗な姿なので信頼してしまう代物。みんなが握るんだろうな~、光ってました。
ここの通過は、いわばトラバースなのでザイルがあればいいというもんでもありません。だから難しいのでしょうか。
このルンゼ状の鎖場をこなせばおしまい。
稜線に出ると、戸隠連山の最高峰、高妻山の稜線がよく見えます。綺麗です。あそこまで行くとなるとため息が出ますが・・・
八方睨を過ぎても、東側はすっぱりと切れているので侮れません。正直怖い稜線歩きとなります。
2053mの標高点の登りはやたら急です。九頭龍山が終わったからといって戸隠が終わったわけではありません。
こんな登りも待ち構えています。
一不動避難小屋まで来るとやれやれですが、大洞川の下りが待っています。
中途半端な気持ちでは取りつかないほうがいいと思った、戸隠山でした。
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