登山届「コンパス」のロゴ
・みなさん、山に登るとき「登山届」出しています?登山人口が1000万人ともいわれる中で提出率は10~20%とも言われています。用紙を準備して記入、あーめんどくさい。慣れた山だしまぁいいっか。やさしい山だもん必要ないじゃん。・・・等々、ついおろそかにしてしまいがちです。
去年の御嶽山の噴火、多くの方が犠牲になってしまいましたが、なかなか被害の全体が見えなかったのは、だれがどんなふうに入山しているかわからない、というのが大きな理由でした。あの日の御嶽山での登山届の提出率は2割くらいという報道もあります。山に入る時に登山届を出すことが当たり前になれば、山の事故も減るのではないでしょうか。
公益社団法人日本山岳ガイド協会では、インターネットで簡単に登山計画書を作成・提出できるシステムを提供しています。現在は長野・岐阜・静岡・神奈川の県警と連動しています。「コンパス」で計画書をウェブ上で提出すれば万が一の時の遭難救助が迅速に対応できる優れものです。
会員登録すれば、サイトのフィールド情報を基に簡単に計画書が作成できる仕組みです。会員登録には個人の情報(氏性・生年月日・住所・メアド・携帯電話番号等、緊急連絡先)の記入が必要です
この「コンパス」の優れているところは、下山届の提出が義務付けられていること。下山届が届かないと、3時間後に本人にメールチェックが入り、7時間後には緊急連絡先に通報される仕組みです。
しかも各県警と連携しているので、不測の事態には警察がすぐに対応できます。
登山届コンパスです!
1月24日の黒斑山の計画を提出してみます。エリアを選ぶと地図が出てきます。
地図のポイントをクリックすると右側の「登山ルート」というところにクリックした地名が入るので日時を選択していく。
車坂峠-避難小屋-黒斑山-車坂峠をクリックしました。
それぞれの通過予定タイムを入力。▼のアイコンをクリックすると選択画面が出るので、そこから選べばいいだけです。登山コースの入力が終わったら「登山届」をクリック。別ページが開きます。
それぞれの項目を埋めていきます。下は「目的」項目選択の中に「スノーシュートレッキング」というのがあったので選びました。
装備などを入力して、緊急連絡先はあらかじめ登録しておくとすぐ選べます。
「内容確認・提出」で別なページに行くと最終確認のページになります。内容に不備があるとエラーが出るので直します。
エラーが外れると「計画書提出」、で、「登山計画の提出が完了しました。」となります。
提出されると、登録してあるメールアドレスに確認メールが送られています。
下は僕のGメールに送られてきたものです。内容確認のURLと下山届用のURLが書かれています。
無事に下山して、下山届用のURLをクリックして、「下山届を出す」をクリックすればすべて完了です。
いかがです?
「登山届コンパス」使えますよ!スマホでもOK!
ちなみに防災上の理由ということで、首相官邸のサイトにもコンパスは取り上げられているようです。ご覧になってみてください。とても詳しく説明されています。
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