山の楽しみ方っていろいろです。
甲府にあるショップ SUNDAYさんの皆さんとのスノーシューでした。
いい年こいた古い山屋は、目標を立てたらそれに向かって猪突猛進って感じです。でもどうもそれだけではない、みんな知っているんだけど、自然の楽しみ方はいろいろあるということを教えていただいた日だったのかもしれません。今回も貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
R141を北上して、松原湖入口の交差点を左に入って稲子湯を目指します。除雪はしっかりされていて、スタッドレスタイヤでどんどん登れました。稲子の集落を過ぎて新開という集落を通るようになると眼前に東天狗と稲子岳が見渡せます。上の写真です。
山梨から長野に入って、地名にやたらと海という漢字が出てくるわけですが、そのことの意味を説明するところからのガイド山行となりました。言葉が足りないかもしれないので、このブログでしっかり書いておきます。
「平安時代の仁和三年七月三十日(887 年8 月22 日)の地震(南海-東海地震)で,北八ヶ岳の火山体が強く揺すられ,大規模な山体崩壊が発生したこの時に水蒸気爆発などの火山噴火によって,八ヶ岳北部の天狗岳付近で山体崩壊が発生した。大量の崩壊物質は大月川沿いに大規模な岩屑なだれとなって流下し,千曲川上流部を河道閉塞し,上流部に巨大な天然ダムを形成した。この天然ダムは,302 日後の仁和四年五月二十八日(888 年6 月20 日)に満水となり決壊して,千曲川の下流100km 以上の地域にわたって,大きな洪水被害をもたらした。出展」
唐沢橋
登山道が急になる手前でスノーシューを付けました。
風も弱く気温も高い日。
シラビソ小屋を目指しています。登山道ではなく昭和30年頃のトロッコ道を歩けば傾斜もあまりないので、スノーシューにはぴったりだろうと計画した山行です。
登山道が林道と別れるところを、登山道に入らずもっと林道を進んでいくとトロッコ道に入れるのですが、一か所渡渉ををしなくてはなりません。今回は人数も多いので、前半は登山道を登りました。
ちょっと一服
いよいよトロッコ道に入ります。ねらい通りにノートレースだったのはラッキーでした。
踏み固められたトレースの上とトレースのない新雪との感触の違い、皆さんに味わっていただきたいと思っていました。どうだったでしょう?
ガシガシ進む先頭集団!傾斜を殺したトロッコ道です。これが、ただの樹林帯だと穴はあるは、倒木はあるわでかなりハードになっちまいます。
シラビソ小屋に着きました。
凍結したみどり池の上でちょっとお遊び。
エンジェル!
小屋の手前で、体調不良の方が出てツエルトを張りました。スタッフの方についていただき休んでいただきました。それはそれで楽しいひと時だったようです。ほかの方にもツエルトの中に入ってもらい非常用のツエルトを体験していただきました。簡単に張れればもっと積極的に使ってもいいのがツエルトです。冬は特に風から守ってくれます。
ジャンプしたり、お尻で滑ったりしながらの下山。
去年の山行、トロッコ道とスノーシューがイメージ出来て今回の山行になったのですが、間違っていませんでした。楽しんでいただけましたでしょうか?
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