南アルプスの鳳凰三山と呼ばれる鳳凰山です。左から薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳。一番高いのが観音岳2841m、真ん中のピークです。この時期有名な雪形が現れます。
赤丸で囲んだところ。野牛、`のぎゅう´ とか`のううし´ とか呼ばれています。
赤丸の中に牛がいます。左がお尻、右側に角です。今からドンドコ沢に下るみたいです。この雪形が登場すると農作業が本格的に始まると言われています。
『穂坂は水の便が悪いから、村人が鳳凰山に雨乞い(あまごい)に行った。山の神様はその願いを聞いて、農牛と農鳥に池を作るように命じた。それが牛池と鳥の小池で、これらの池のおかげで旱魃(かんばつ)から助かった。』農牛は鳳凰の観音岳へ、農鳥は農鳥岳へ行ったと言われています。雪形とのつながりです。
黒い雪形の正体は観音岳直下のハイマツです。ドンドコ沢の登山道を五色ノ滝まで登って、滝の左から巻いて沢をつめるとそのハイマツ帯に辿り着きます。残雪の頃に登るのにちょうどいいルートです。
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