2019年6月24日月曜日

三峰岳

正確に言えば三年越しの山行ってことになった今回。たわいもない会話から、・北岳とか広河原から間ノ岳と絡めていかにも百名山に登ります見たいなピストンばっかのツアーしかないじゃん・・・いや、そんなことないっす、一筆書に面白いルートもあります。・・・そんじゃ連れてってよ!なんてやり取りがあったかどうかはイメージだけなんで忘れてしまいましたが、今回やっと間ノ岳北岳一筆書が成功しました。まずは初めのハードル三峰岳までのブログです。写真は戸台仙流荘から北沢峠へのバスの中から戸台大橋。


北沢峠で広河原行きのバスに乗り換えました。時間の節約です。エネルギーの温存かな。


バスから降りた野呂川出合。ようこそと言われながら両俣小屋までは2時間半の林道歩き。


この花がたくさん咲いていた林道。ヤブデマリですよ~、なんて言ったけど、調べてみたらヤブデマリは違う花、アズキナシかな~?自信ないです。でもきれいでした。


林道に入って、小仙丈沢手前のプラントのとこに両俣小屋の星さんの車が停まってました。これは相当だと思って林道を進みました。崩れです。車も通れないやつ。


数か所こんな感じで、当分は車では無理っぽい感じです。


北岳の稜線が見えました。肩の小屋のトイレがわかりました。


いくつかあるサインに励まされつつの林道歩き。


僕らはただ通過するだけなんですが、ここで営業、いや生活する人にとってはなかなか大変な林道の状態でした。


両俣小屋!


市営バス運行開始の日にここで行動するのは初めてでした。でもメインは広河原。両俣小屋は治外法権の地って感じです。トイレの横にツバメオモトがたくさん咲いていました。


両俣小屋の星さんの心づくしの手料理。


ウドの炒め物。林道歩きながら採ったウドの手土産をこんなおいしく料理していただいて、お酒が進みました!


よく朝の空。両俣小屋から進むルートはいずれにしても時間がかかるので、小屋の朝食の時間は4:30。こんな配慮はとてもありがたいです。


星さん、行ってきまーす!


野呂川越までのしんどい登りも、馬鹿尾根(仙塩尾根は仙丈ケ岳と塩見岳を結ぶ尾根で仙塩尾根ですが、ばかばかしいほど長いってことで馬鹿尾根と言われます。)もよく整備されていたのは驚きでした。倒木を潜るってことがありませんでした。ご苦労様です。


標高約2700mくらいで登場した雪渓。唯一の鎖場手前でいやらしく残った残雪。フィックスロープを張って通過してもらいました。


森林限界に出てこれから克服する尾根が丸見えになりました。右の三角が三峰岳、左の三角がの奥が間ノ岳。三峰岳は「みぶだけ」です。天竜川の支流の三峰川(みぶがわ)からの三峰岳です。ちょうど山梨と静岡と長野の県境でもあるんで3というネーミングはマッチします。


西に見える稜線はとても思い出深い稜線、黒檜山が右の端に見えてます。


御多分に漏れずこの稜線の樹林帯はコイワカガミの稜線です。


ミヤマキンバイ  ごめんなさい、ミヤマダイコンソウではありませんでした。


イワウメ


キバナシャクナゲ


ウラシマツツジ、山の秋を真っ赤に彩るウラシマツツジの花は注意しないとなかなか見ることが出来ません。この時もウオーって感じに発見でした。


ミネズオウ


三峰川の支流大横川の斜面、ハイマツからダケカンバに変化する様子は大好きです。


野呂川越から登ってきた稜線が良く見えました。


三峰岳山頂。標高は2999ⅿ。両俣小屋の星さんは標高に関してだと思いますがかわいそうなピークと表現しました。3000mにわずかに届かないという意味なんでしょうが、あの剱岳と同じ標高なんでもっと胸を張ってほしい山でしょう。がんばれ三峰岳!


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