線が細いけど、赤丸が農牛
昨日のブログの続きになるのかな?
本当はずっと昔から気になっていた場所なんでした。農牛が現れるところは鳳凰山の観音岳の直下。地形図をみて見ると、ドンドコ沢の五色の滝の落ち口の上から伸びる沢の上流なんです。
ドンドコ沢の登山道から外れて、五色の滝を巻いて、雪がある時期に農牛に会って観音岳の頂上に立つ!
ここは何処じゃ!? みたいな写真ですよね?北杜市武川の宮脇地区。もうすぐお田植え。武川米の里
登山口に向かってます。
農牛と南精進ヶ滝
ハナネコノメ
ベンチもある!
滝の名前、失念
すてきな岩小屋
2000m辺りから残雪
五色の滝 全景 命名したのは、あの平賀文男なんです!
枝沢から巻きます
`巻く´というのは沢登りの言葉。基本、登れない滝はありませんが、滝の登攀となるとさまざまな道具が必要になるし、研究もしなくてはならないので、日帰りでは無理。簡単なルートを見つけて滝上で沢に合流するということです。
五色の滝の落ち口です。
上流を見てます。
遠くに滝がふたつ見えました。まいったな~とりあえず登ります。
最初の滝に近づく
雪が崩れなくて助かった!
次の滝
こいつは上部で垂直だったけど、右の灌木の木登りでなんとか・・・
クレバス
こいつに落ちたらやばいです!
一週間ぐらい前の雪崩の跡、デブリ
2500mくらいで教科書通りにハイマツが出てきました。
一様に見える雪面
でも緩急はありまして、ここはとても急でした。
だいぶ登ってきました。ダケカンバがきれいです。下は燕頭山、御座石鉱泉に下る登山道あり
いよいよ農牛!こいつはお尻です。
頭と角!
お尻の縁と観音岳山頂
解ける雪とハイマツ
農牛の正体・・・はじめからわかってはいたのですが、写真に収めたかったのでした。
ハイマツはだいたい2500m位のところから出てくる、高山独特のマツです。この沢をこの時期しかトレース出来ない理由はこいつの存在。ハイマツの藪こぎはとても大変なのです!でもこの時期は雪の下です。
韮崎で一番高いところ
農牛を上から眺めてみました。遠くに韮崎西保育園の屋根が見えます。
振り返ると甲斐駒とオベリスク。賽ノ河原の下は雪がなくて砂地がむき出しです。
北岳と仙丈ヶ岳。この眺めは鳳凰の定番です!
薬師小屋
薬師岳
南を巻いて中道ルートで下山です。
雪が消えた標高
千頭星山と大汝、小汝
いつかここもガイド山行したいものです。最低鞍部は大馴鹿峠
中道ルート
やっと下ってきました。
農牛の現場の様子お分かりになったでしょうか?
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