2013年5月9日木曜日

鳳凰山 農牛に会ってきました!


線が細いけど、赤丸が農牛

昨日のブログの続きになるのかな?
本当はずっと昔から気になっていた場所なんでした。農牛が現れるところは鳳凰山の観音岳の直下。地形図をみて見ると、ドンドコ沢の五色の滝の落ち口の上から伸びる沢の上流なんです。
ドンドコ沢の登山道から外れて、五色の滝を巻いて、雪がある時期に農牛に会って観音岳の頂上に立つ!


ここは何処じゃ!? みたいな写真ですよね?北杜市武川の宮脇地区。もうすぐお田植え。武川米の里

 登山口に向かってます。

 農牛と南精進ヶ滝

 ハナネコノメ

 ベンチもある!

 滝の名前、失念

 すてきな岩小屋

 2000m辺りから残雪


五色の滝 全景  命名したのは、あの平賀文男なんです!

 枝沢から巻きます

`巻く´というのは沢登りの言葉。基本、登れない滝はありませんが、滝の登攀となるとさまざまな道具が必要になるし、研究もしなくてはならないので、日帰りでは無理。簡単なルートを見つけて滝上で沢に合流するということです。


五色の滝の落ち口です。

 上流を見てます。

遠くに滝がふたつ見えました。まいったな~とりあえず登ります。

 最初の滝に近づく

 雪が崩れなくて助かった!

 次の滝

こいつは上部で垂直だったけど、右の灌木の木登りでなんとか・・・

 クレバス

こいつに落ちたらやばいです!


一週間ぐらい前の雪崩の跡、デブリ


2500mくらいで教科書通りにハイマツが出てきました。

 一様に見える雪面

でも緩急はありまして、ここはとても急でした。


だいぶ登ってきました。ダケカンバがきれいです。下は燕頭山、御座石鉱泉に下る登山道あり


いよいよ農牛!こいつはお尻です。


頭と角!

お尻の縁と観音岳山頂

 解ける雪とハイマツ


農牛の正体・・・はじめからわかってはいたのですが、写真に収めたかったのでした。
ハイマツはだいたい2500m位のところから出てくる、高山独特のマツです。この沢をこの時期しかトレース出来ない理由はこいつの存在。ハイマツの藪こぎはとても大変なのです!でもこの時期は雪の下です。

 韮崎で一番高いところ


農牛を上から眺めてみました。遠くに韮崎西保育園の屋根が見えます。


振り返ると甲斐駒とオベリスク。賽ノ河原の下は雪がなくて砂地がむき出しです。


北岳と仙丈ヶ岳。この眺めは鳳凰の定番です!

 薬師小屋

 薬師岳

南を巻いて中道ルートで下山です。

 雪が消えた標高

 千頭星山と大汝、小汝

いつかここもガイド山行したいものです。最低鞍部は大馴鹿峠

 中道ルート


やっと下ってきました。
農牛の現場の様子お分かりになったでしょうか?



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